WILLCOM 03でのモバイルGoogleマップ

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iPhone 3Gの登場以来。対抗するHTC社のTouch Diamondが発表されるなど、インターネット機能をアピールしたスマートフォンに注目が集まっている。

スマートフォンといっても言葉だけは知っているが、実際にはよくわからないという人も多いだろう。簡単に言うなら、PCのように使える携帯電話ともいえる。PCのように、ソフトウエアをあとから追加(インストール)できたりするもできたり、PCのデータ(MS Officeなど)が使えたりするわけだが、その中でももっとも注目されているのが、インターネットの利用だ。

かなりPC的に使えるのスマートフォンは、PCとまったく同じでないことから中途半端な製品という評価もあるが、携帯電話とPC機能がポケットに入るサイズで利用できるため実際に使うと便利さがわかるガジェットである。GoogleもAndroidというモバイルプラットフォームを打ち出し、携帯電話市場に参入しようとしていることからも、次世代のインターネット市場がモバイルとスマートフォンに開かれつつあることが理解できるだろう。

そんな高機能なスマートフォンには、機種によって大きく違う機能やスタイルという個性的な魅力がある。
今回は、モバイルGoogleマップを通して、そんなスマートフォン WILLCOM 03、iPhone 3G、EMONSTER liteの個性をみてみよう。

モバイルGoogleマップは、iPhone 3Gでは出荷時にインストール済みだが、WILLCOM 03やEMONSTER liteはサポートサイトからダウンロードする必要がある。いずれも無償で利用することができる。
WILLCOM 03 モバイルGoogleマップ ダウンロード


WILLCOM 03用のモバイルGoogleマップは、現在のバージョンでは経路検索に対応した。
出発地と目的地を入力すると、経路が検索される。画面では、赤坂駅から横浜駅までを経路検索した結果。
経路検索


経路は、ルートが青いラインで表示されるほか、画面下の矢印カーソルで順送りに経路マップが表示される。画面は、赤坂駅から横浜駅までのルート画面。
赤坂駅溜池山王駅新橋駅横浜駅


■WILLCOM 03、EMONSTER lite、iPhone 3G 比較 - モバイルGoogleマップ -
WILLCOM 03の液晶画面は、3インチ800×480ドットと最も広い画面を誇るだけあり高画質だ。航空写真も解像度が高いため鮮明な映像が得られる。
WILLCOM 03 モバイルGoogleマップ航空写真


EMONSTER liteの画面は、2.6インチ320×240ドットと他機種に比べるとやや狭い印象だが、実際の2.6インチ画面でみると、さほど解像度の差は感じられない。
EMONSTER lite モバイルGoogleマップ航空写真


iPhone 3Gは、3.5インチ480×320ドットのワイド画面と、EMONSTER liteよりワイド化している分、広い画面となる。また、3機種中最大の液晶を搭載してるだけあり、実際の視認性は高い。
iPhone 3G モバイルGoogleマップ航空写真


WILLCOM 03、iPhone 3G、EMONSTER liteの3機種中、WILLCOM 03とiPhone 3Gの2機種がワイド液晶となっている。画面キャプチャだけみると最大解像度800×480ドットを誇るWILLCOM 03が鮮明だが、実際に3インチ液晶で見るとキャプチャ画像ほどの差はない。とはいってもシャープ製液晶だけあって鮮明さはさすがだ。

EMONSTER liteは、一番解像度が低いQVGAとキャプチャ画面を見る限りはほかの2機種より見劣りするのだが、実は実際の画面でみるとマップ上の文字の視認性が高い。

iPhone 3Gは、QVGAベースながらワイド化と3.5インチ液晶を採用したことでスペック以上に視認性が高い。このあたりのバランスの追い込みが1社でOSからハードまで提供している端末の強みでもありそうだ。

同じモバイルGoogleマップでも機種が違うと意外と印象が大きく違ってくる。このあたりがスマートフォンの面白いところだ。

WILLCOM 03
EMONSTER lite(S12HT)
iPnone 3G

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