■ミドル級/5分3R
アレッシオ・サカラ(イタリア) vs クリス・レーベン(アメリカ)
×[1R3分16秒/TKO]○

TUFシーズン1で人気を得たクリス・レーベンは、アンデウソンにKO負けを喫し、その後はジョルジ・サンチャゴを下したものの、ジェイソン・マクドナルド、カリブ・スターンズに連敗。一時はUFCとの契約が更新されないという情報も流れたが、昨年9月のテリー・マーチン戦でKO勝ちを挙げ、土俵際で生き残った。

対戦相手のアレッシオ・サカラは、1月19日の英国大会で、ジェームス・リーを相手に90秒でTKO勝ち。ライトヘビー級からミドル級への転向で、その拳の強さが際立つであろう、ミドル級の注目選手の一人だ。

試合では、サウスポーのレーベンが開始から左ミドル、右ロー、ワンツーとラッシュを仕掛ける。しかし、レーベンの突進に、サカラも後退しながらワンツー、首相撲からアッパーを放って反撃。レーベンの勢いが弱まった開始1分30秒時には、サカラの左右のフックで、レーベンはダウン寸前にまで追い込まれてしまう。

それでも、レーベンは余力を振り絞って怒涛の反撃。被弾しながらも、パンチで前進すると、膝蹴りからショートアッパーの連打、続くフルスイングの左フックでサカラを倒し、追撃のパウンドを放ったところでレフェリーが試合をストップした。

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