Unification Bout(統一戦)と掲げられたミドル級の大一番。制したのはアンデウソン・シウバだった

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現地時間3月1日(土)、アメリカ・オハイオ州コロンバスのネイションワイド・アリーナで開催された『UFC82 PRIDE OF A CHAMPION』。メインイベントでは、PRIDEミドル&ウェルター級王者ダン・ヘンダーソンが、UFCミドル級の絶対王者アンデウソン・シウバに挑む、タイトルマッチが行われた。

ミドル級パウンド・フォー・パウンドを決める戦いとなった一戦。試合はUFC王者シウバが、ヘンダーソンを寄せ付けず、最後はバックからチョークでタップを奪い、磐石の防衛を果たした。ヘンダーソンは、ジャクソンとのライトヘビー級戦、シウバとのミドル級戦とタイトルマッチで痛恨の2連敗。37歳ヘンダーソンのUFC王者返り咲きは、儚い夢となってしまうのか――。

また、同大会には日本の岡見勇信が出場、元ミドル級王者のエヴァン・タナーと対戦した。UFCでは5勝1敗という戦績を誇る岡見。昨年のリッチ・フランクリン戦の敗北により、一度は遠のいたタイトル挑戦へ、絶対に負けられない一戦となったが、試合は2R、首相撲からの膝蹴りで岡見がKO勝ち。終わってみれば完勝だった。

他にも、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラが新王者となったヘビー級戦線では、ヒース・ヒーリング、アンドレイ・アルロフスキーがそれぞれ勝利を挙げ、ノゲイラ包囲網を作り始めた。更に、世界最激戦区ウェルター級では、無冠の帝王ジョン・フィッチがクリス・ウィルソンを相手に判定勝利を飾ったが、強烈なインパクトを残したのは、第3試合に登場したフィッチの同門、AKAのジョシュ・コスチェックだ。ダスティン・ハザレーとの激しい攻防を経て、最後は強烈なコンビネーションで豪快なTKO勝利。昨年8月にジョルジュ・サンピエールに敗れてから、約半年振りの試合となったが、再びトップコンテンダーへと浮上する価値ある勝利であった。その他、全試合結果は下記の通りとなる。

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UFC(Ultimate Fighting Championship)プロモーションデータ

UFC82 PRIDE OF A CHAMPION


第10試合 UFC世界ミドル級タイトルマッチ/5分5R
【王者】
○アンデウソン・シウバ
(ブラジル)
2R4分52秒
チョーク
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【挑戦者】
ダン・ヘンダーソン×
(アメリカ)
第9試合 ヘビー級/5分3R
○ヒース・ヒーリング
(アメリカ)
3R終了
判定
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チーク・コンゴ×
(フランス)
第8試合 ミドル級/5分3R
×アレッシオ・サカラ
(イタリア)
1R3分16秒
TKO
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クリス・レーベン○
(アメリカ)
第7試合 ミドル級/5分3R
○岡見勇信
(日本)
2R3分0秒
KO
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エヴァン・タナー×
(アメリカ)
第6試合 ウェルター級/5分3R
×クリス・ウィルソン
(アメリカ)
3R終了
判定
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ジョン・フィッチ○
(アメリカ)
第5試合 ヘビー級/5分3R
○アンドレイ・アルロフスキー
(ベラルーシ)
2R4分17秒
TKO
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ジェイク・オブライエン×
(アメリカ)
第4試合 ウェルター級/5分3R
○ルイジ・フィオラバンティ
(アメリカ)
3R終了
判定
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ルーク・クモ×
(アメリカ)
第3試合 ウェルター級/5分3R
×ダスティン・ハザレー
(アメリカ)
2R1分24秒
TKO
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ジョシュ・コスチェック○
(アメリカ)
第2試合 ウェルター級/5分3R
×デビッド・ビエルクヘーデン
(スウェーデン)
1R4分43秒
TKO
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ディエゴ・サンチェス○
(アメリカ)
第1試合 ライト級/5分3R
×ジョン・ハルバーソン
(アメリカ)
3R終了
判定
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ジョージ・グルジェル○
(ブラジル)