バルサにまた余計な波風が立った。MFデコが飲酒運転で捕まったと29日付けのバルセロナの有力紙“ラ・バングアルディア”が報じた。

 1月17日の深夜0時45分、バルセロナの中心街で行われていた飲酒運転を摘発する検査に引っかかったデコはその場でアルコール検査を受け、血液1リットル中に0.36ミリグラムのアルコールが検出された。(スペインでは0.25mg/1lまで許されている)。検査後、デコは当然車の運転を禁じられ、同乗していた友人がデコの車を運転し帰っていったとのこと。これにより、デコは免停処分と600ユーロ(約9万4000円)の罰金が課せられることになるようだ。

 左足内転筋に痛みを訴え2週間の離脱となっていたデコは、カンプ・ノウでのスペイン国王杯、セビージャとの第2戦(1月15日)で試合に復帰したが、その翌々日に飲酒運転で捕まってしまった。

 今のところ、今回の件についてデコ本人からもクラブ側からもコメントはない。しかし、内部規律という点から見て、何かしらのペナルティが下される可能性はある。「チームが今シーズンも無冠なら、移籍も検討する」と言っているデコだが、首脳陣も頭を抱えているといったところだろう。

(スペイン通信)

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