欧州の主要サッカークラブは、FIFAやUEFAとの話し合いの結果、代表に選手を送り出す際に金銭的保証をしてもらえることになった。
 これでFIFA、UEFAと欧州主要クラブの団体G14との争いは解決。欧州の主要18クラブが参加するG14を解散して、欧州クラブ協会(ヨーロピアン・クラブ・アソシエーション)という独立した団体を作ることでも合意した。
「我々は国際サッカーで決定を下す際に、それに関わりたいというクラブからのリクエストに応えるために前向きな結論に達した」とFIFAのブラッター会長は、15日にチューリッヒの本部で行われた会議終了後に説明した。
 FIFAとUEFAは合同で、「各国協会の承認があれば、欧州選手権やワールドカップに出場する選手たちに対する金銭的分担金を含めた多くの面で関わることになる」との声明を発表した。
 これまで所属選手を代表に送った各クラブへの金銭的保証と保険、国際試合の日程の変更を主に訴えてきたG14は、「クラブと現実的で成熟した対話をすることで、UEFAとFIFAはこれまでのサッカー運営に存在した不均衡を是正するという意思を示した」と説明した。
 UEFAは1月21日に、UEFA加盟の53協会のクラブを含む100以上のメンバーを擁する欧州クラブ協会の設立を提案する。