オーストラリア代表MFティム・ケイヒルが、アジアカップ準々決勝敗退を受けて、2010年W杯出場の厳しさを実感したと語った。
 オーストラリアは日本にPK戦の末に敗れて、ベスト8で敗退したが、ケイヒルは大会を振り返り、「ああいう気候でプレーするのは難しかった。選手は休暇から戻ってきたばかりで、準備期間も2週間しかなかった。大会を見ていればわかると思うけれど、対戦相手はみんな好チームだった」と話した。
「(W杯の)予選は厳しい戦いになるだろうね。相手がどれだけいいかわかったからね。しかも、アウェイの気候とピッチでやるとなったら、もっと難しくなるだろう」
「(アジアカップは)モーニングコールのようなもので、おかげで目が覚めたよ。でも、競争は楽しいからね。とにかく勝ち抜けるように頑張る」
 オーストラリアはW杯ドイツ大会まではオセアニア地区予選を常に圧勝で勝ち抜け、最後に南米などの強敵とプレーオフを戦ってきた。
「オセアニアでは5試合連続で、8−0とか6−0とかの試合をやってるのに、その後プレーオフでウルグアイと対戦しなきゃならないんだから、本当に難しかったんだ。だけど、(アジア予選を戦えば)チームはより競争力を高めることができるからね」と、厳しい相手と数多く対戦するアジア予選を歓迎した。