マルセイユに完全移籍を果たしたシセ<br>【photo by B.O.S.】

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 昨シーズン、リバプールからマルセイユにレンタルされたフランス代表FWのジブリル・シセ(25)が、マルセイユに完全移籍することが決まった。

 マルセイユは数週間にわたり、リバプールにレンタルの1年延長を求めていたが、リバプール側は1200万ユーロ(約20億円)での買い取りを提案していた。「フットボール365」によると、結局750万ユーロ付近で決着がついた模様。ただし、再度移籍となった場合には、その移籍金の何割かがリバプールに支払われる。

 年明けにケガから復帰したばかりで、リーグ戦、国内カップを合わせて15ゴールをあげたシセ。25歳という年齢を考えれば、まだまだ“爆発”する潜在力は十分で、マルセイユにとってはかなり安い買い物といえる。

 マルセイユは今年、チャンピオンズリーグ出場権を手に入れた。国内リーグでも、リヨンの7連覇を阻止する最有力候補に挙げられている。シセにとってマルセイユへの完全移籍は、ユーロ2008を控えたタイミングで代表入りをアピールするうえでも最良の選択となった。