「スパイダーマン3」公開直前インタビュー第2弾 最強の敵・ヴェノムインタビュー

写真拡大 (全5枚)

「スパイダーマン3」公開直前インタビュー第2弾は、スパイダーマンにとって最強の敵・ヴェノムを演じたトファー・グレイス。今まで好青年役を演じてきた彼が、始めての悪役挑戦となったこの作品とヴェノムへの思いを語ってくれた。

■悪役を演じる上で注意された点はありますか?

「スパイダーマン」の1と2がすごく良い映画だっただけに、すごく大きな責任感にを感じましたよ。実は、僕は悪役を演じるのが初めてなんだよね。通常の悪役の場合、リアルじゃないなという思うことがあるんだけど、ヴェノムというのはどこから来たのか分からない、何でもありのキャラクター。何でもOKというのは、俳優として始めての経験だったから、演じていてとても楽しかったよ。

■スパイダーマンの強敵を演じたわけですがそのご感想は?

ヒーローの敵役になったと言われるけど、実はみんな悪役は好きなんじゃないかな。僕自身も「バットマン」のジャック・ニコルソン(ジョーカー)であったり、「スパイダーマン2」のアルフレッド・モリーナ(ドクター・オクトパス)が大好きなんだよ。別にヴェノムを演じたからといって、僕自身を悪い人間だと思わないでしょうしね。だから、そのことについては別に気にしていないよ。

■ご自身の悪役振りをスクリーンで見てどうでしたか?

かっこよくて、気持ちよかったよ。

■ヴェノムのような力をえたらどうしますか?

自分が求めているのは、物理的なものではないんだよ。ヴェノムの力は、賢くなりたいということには使えないし。やっつけたいと思う人もいないしね。

■ご自身にもヴェノムに増幅されてしまいそうな邪悪な部分があると思いますか?

ピーター・パーカーは、ブラック・スパイダーマンになってからの方が何の気後れすることもなく、好きなことができるという意味で楽しそうだよね。で、僕自身としてはボーイスカウトっぽい性格、つまり悪いことをしない、おりこうさん的な性格だと思うんだ。面白くない性格かもしれないけれども、自分の暗い部分というのは分からないから、ピーターのようにスーツを着て発見しようかな。

■エディはスパイダーマンに対する憎しみと復讐に燃えるわけですが、その行動をどう思われますか?

俳優業というのは、他の役者さんたちと競うという側面もあるから、そういうことは仕事にはついてくる。僕自身はつまらない性格をしている方なので、煽られたり、成功して有頂天になってしまうような性格ではないんだ。エディはこういうことは言わないと思うけど、僕自身としては情熱を感じられる、愛するものに焦点を合わせるようにしているんだよね。今回の作品だったら、コミックのファンだった自分が、このシリーズに出ることができるんだという部分にフォーカスして、人生を歩みたいと思う方なんだ。世の中には、余り良い人生じゃないんだけれども、短期間の間だけすごく楽しい経験をする人って沢山いるよね。でも、僕自身はつまらない性格だけれども、幸せな人生を歩む方がいいね。

■今、熱くなっているものはありますか?

今やっていることに情熱を燃やしているよ。確かにハリウッドでは、今これが来ているぞというプロジェクトがあるけれども、そういうことにこだわらず自分が惹かれた作品に出るようにしているんだ。「スパイダーマン」シリーズは、興行的に大作だけれども個人的に惹かれたからやりたいと思ったんだ。