連ドラ初主演話題の山口紗弥加「結婚全く興味ない」

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「主演はとにかく出演シーンが多いので、見ていて飽きさせない表現を試行錯誤しています!」

こう語るのは、目下、放送中のドラマ『ブラックスキャンダル』(読売テレビ・日本テレビ系、木曜23時59分〜)の撮影に全力投球の山口紗弥加(38)。来年のデビュー25年を前に舞い込んだ、記念すべきドラマ初主演作だ。

「うれしかったです! でも素直に喜べない自分も。主演を目指して頑張ろうという時期はとうに越してしまっていたので、“えっ? 何でいま?”って(笑)。脇役という立場でいろいろ面白い役をやらせていただいて、いま仕事が最高に面白い時期だから、主演として自分が真ん中に立つことが想像つかなくて。ハテナばかりですけれど、『今年こそ主演を取ろう!』と私の可能性を唯一信じてくださっていた社長とマネージャーのために、女優人生、ささげます!(笑)」(山口・以下同)

本作は“謝罪会見”をテーマに、陰謀によって人気女優の座から地獄に突き落とされたヒロイン矢神亜梨沙(山口)の壮絶な復讐劇が繰り広げられる。

「過度な表現にならないよう、悪目立ちしないように極力抑えているのですが、自分のなかの“やりたがり”が出てきてしまい。監督から、『それ、いらない』と言われることもしばしば(笑)」

デビュー以来、出演した連続ドラマは60本以上。だが過去には芸能活動をやめようと思ったことも。

「女優になりたくて福岡から上京してきたのに、気づけばバラエティが主な仕事になっていることが苦しくて。最後の仕事のつもりで臨んだ舞台『オイル』(野田秀樹作・演出)が女優として大きな分岐点になりました。錚々たる役者のみなさんの前で、私だけ野田さんの千本ノック。で、わかったんです。女優の仕事ができないのは、バラエティに出ているからではなくて単純に自分に力がないからだ、と。それがわかったら、もうどうしようもなく悔しくて。やめたくなくなってしまったんです。もともと負けず嫌いな性格で……(笑)」

今年放送された『モンテ・クリスト伯−華麗なる復讐−』(フジテレビ系)の怪演も記憶に新しい。

「納得できなくても流されてみる。演出家の指示で遊ぶということができるようになって。そういう自分を楽しめたことが収穫でした」

プライベートでは、2年前から始めたサーフィンに夢中だ。

「最近ようやく自分で波を選んで乗れるようになってきて楽しい(笑)。次はハワイに行きたいです!」

女性として輝くために恋愛や結婚は必要かと尋ねると……。

「恋愛以外にもたくさん楽しいことを見つけてしまって。だから、恋愛にこだわらなくてもいいのかなって。ときめくってこと自体、どんな感じだったかな? という感じ(笑)。興味を持ったら行動を起こす、挑戦する、能動的に生きることが、“輝く”ってことじゃないかなあと思います。あと、結婚は全く興味がなくて。言い切ります!(笑) できるなら、私のように結婚をしてない、仕事が楽しいっていう人たちの代弁者的な存在になりたいですね」