日本マクドナルドの店舗ネットワークシステムがマルウェアに感染!

日本マクドナルドは19日、同社が展開するハンバーガーチェーン「マクドナルド」の店舗におけるネットワークシステムの一部がマルウェアに感染していることが確認されたとお知らせしています。

これにより、現在その影響から全国の店舗において商品購入時に「dポイント」および「楽天スーパーポイント」の利用、また電子マネー「WAON」および「iD」ならびにマックデリバリーサービスなどが利用できない状態となっているということです。

店舗については営業を行っており、スマートフォン(スマホ)など向け「マクドナルド公式アプリ」や公式Webサイトについても利用できますが、一部店舗におきましてはクーポンが利用できない場合があるとしています。

現在、継続して早急な復旧を進めているということですが、同社では利用者に多大な不便および迷惑をおかけしているとお詫びしています。なお、今回のネットワーク不具合による個人情報など情報管理への影響は現在のところ確認されていないとしています。

同社では具体的にどういったマルウェアに感染したのかは明らかにしていませんが、複数の店舗に導入されているマルウェアに感染したネットワークシステムが外部に向けて大量のパケットを発信し、通信を圧迫して商品購入時のポイントサービスが利用できなくなっているということです。

コンピューターウイルスの一種であるマルウェアは最近ではWindowsをターゲットとしたマルウェアの一種であるランサムウェア「WannaCry」が流行したりしていましたし、IoTやルーター、プリンター、ホームカメラなどを狙ったものも増えており、ネットワークにつながっている機器を管理している場合には特に注意したいところです。

なお、日本マクドナルドでは今回のマルウェアの感染について「WannaCryの可能性もある」としているものの、ネットワーク経由で自己増殖して感染を広げる動作はしていないということです。

記事執筆:memn0ck


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・日本マクドナルド店舗におけるネットワークシステムの一部不具合に関するお知らせ | McDonald's Holdings Japan
・日本マクドナルド店舗におけるネットワークの一部不具合について | McDonald's
・ニュース - マックのシステム障害はマルウエアが原因、大量パケットで通信が遮断:ITpro