かすみちゃんが関門海の優待を使って食べに行ったカニ料理

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 株主優待には、長く保有すると優遇されたり、多く持ったほうがお得な銘柄がある。そこで、年間300銘柄優待をゲットしているカリスマ優待投資家のかすみちゃんに、普通の優待よりも圧倒的にお得な優待株を教えてもらった!

 株主優待や配当などをもらう権利が得られる3月28日が近づき、株主優待株がジワジワと盛り上がってきている。通常、株主優待株は最低の売買単位を持つのがお得なケースが多い。なぜなら、100株で1000円分の商品券をもらえる企業でも、1000株持ったからといって1万円分や1万1000円分もらえるわけではないことが多いからだ。ところが、かすみちゃんによると、「多数保有するとお得な銘柄がある」という。

「すき家を展開するゼンショーホールディングスは100株で1000円分の優待券がもらえるのですが、『500株だと6000円分』『1000株だと1万2000円分』もらえるので、500株か1000株保有するのが最もお得で効率的なんです」(かすみちゃん)

 よく使うお店だったり、店舗が近くにあって使い勝手がいいなら、多くもらったほうがお得感がある。ちなみに、このような「多数保有するとお得な優待株」は、最も効率のいい株数を自分と奥さんの名義でそれぞれ買っている優待投資家も多いとか。なぜこのように長期で持つと優遇されたり、多く持つほどお得になるのか?

「企業側からすると、自社株を中長期的に保有してもらえる安定株主が増加するメリットがあります。また、優待株は安定した値動きをすることが多く、相場全体が軟調なときでも比較的下落リスクは小さいため、中長期で持っていられる安心感があります」(フィスコ・アナリストの田代昌之氏)

 ほかにも、かすみちゃんは優待株を選ぶ際、「優待+配当利回り」が高い銘柄なども好む。

「私は年間300銘柄ほどの優待をもらっているので、生活のほとんどを優待で賄っています。外食も、カフェでちょっと休憩するのも優待券。オオバの『全国共通おこめ券』なら大手スーパーでも使えるし、ドン・キホーテではお釣りがもらえるので重宝しています。オリックスのカタログギフトではおかずをもらって自炊をしたり、夜は田谷の高級シャンプーでゆっくりお風呂に入ります。おかげで生活にはほとんどお金がかからず節約になって、それでまた優待株を買う好循環になっています。たまには優待を使わないお店や物を食べたくなります(笑)」(かすみちゃん)

◆株主優待ではなく配当で還元する企業も

 株主優待が増えているのは事実だが、個人投資家が多いと、それだけ郵送などのコストもかかる。また、「近年は株主優待の見直しを迫っている外国人投資家や機関投資家もいる」(田代氏)という。

「外国人投資家や機関投資家は割引券やお米を大量にもらっても仕方ないからです。『株主優待より、配当として現金で還元すべき』と見直しを迫っているのです。最近では、優待利回りが10%以上あったサンワカンパニーが株主優待を廃止し、同時に1円の増配を発表しました」(田代氏)

 株主優待への姿勢は各社さまざまだが、株主優待ブームが今後も続くのは間違いない。3月末決算企業の場合、3月28日に株を持っていることが必要になる。また、近年は株主優待取りで株価が上昇するのを狙って、一足早く仕込もうとする投資家も増えている。そのため、4〜6月優待株を仕込み始めるチャンスでもある。一味お得なワケあり優待株を狙って、充実した優待ライフを目指せ!

【かすみちゃんがオススメするひと味お得な株主優待株】

ゼンショーHD(東証1部・7550)
1887円/100株
18万8700円
100株で1000円分の優待券。500株だと6000円分、1000株だと1万2000円分にアップする(3月/9月)