介護という将来の不安に駆られる中、87歳の夫は些細な口論から58年間連れ添った妻を絞殺した。法廷で妻の“無念”を代弁したのは20代と思しき若き検察官だった。(前後編の後編)***【写真を見る】犯行現場となった東京都・練馬区の住宅。大きな庭には立派な植木が何本も植えられていた「私はご飯を炊いたことはありません」前編では、妻の京子さん(当時81)を絞殺した罪で裁判裁判にかけられることになった吉田春男(