子供たちの野球離れが止まらない。ライターの広尾晃さんは「大谷翔平選手が全国の学校にグローブを配ったように、多くの野球関係者が危機感を持っている。だが、せっかくのグローブを職員室に飾ってしまう小学校があるように、そうした思いが届かない状況がある」という――。■この1年間、世間の話題は野球一色だったWBCのあの喧騒と興奮から早くも1年の歳月が経過した。しかし世界一の余熱は今も残っている。写真=AFP/時事通信