おとぎの国を思わせるような町並みが広がるエストニアの首都、タリン。中世の息づかいが聞こえてくる旧市街は、まるごと世界遺産に登録されています。タリンの歴史地区は、大きく分けて支配者や貴族たちが暮らしていた山の手と、商人や職人たちが築いた下町の2つのエリアに分かれています。そのうち、「山の手」と呼ばれるのが石灰岩でできた丘の上に広がる「トームペア」。「タリン」という名前が「デンマーク人の町、城」を意味