世界の色んなマクドナルド「インド：牛肉はメニューに無い」
海外に行ってまでマクドナルドみたいなファーストフード？そんなの邪道、もっと現地の食文化を楽しむべきでは？！と、思う人は多いでしょう。特にアメリカ人の筆者に関しては、なおさらそう思われる人も多いのかもしれません。
異国の地で、見慣れた物を見てちょっとホッとする気持ちも、なんだか解る気がします。
そして実は今や世界中に広がるマクドナルドは、実はその国々での文化や社会背景を、よくよく反映していることが多いようです。
筆者が体験した世界の色んなマクドナルドを、一部ご紹介します。
【中国】
筆者が去年北京のマクドナルドに行くと、マクドナルドは反体制派が会合をする場所だ、と言われたとか。これが本当かどうかは定かではありませんが、あまりにもうるさいので会話を聞かれる心配がないから、だそうです。
ちなみに金正日氏が北京のマクドナルドまで、わざわざテイクアウトを買いに行かせたこともある、とか。
【インド】
インドでマクドナルドに入ると、スパイス感たっぷりのカルダモンチャイの香りがし、牛肉はメニューにありません。キッチンの奥では、鶏肉や魚はハラール式（イスラム法に基づいた食肉の調理法）で調理されているのが見えます。
インドのローカルメニューの一つ、マッカルー・ティキ・バーガー（チキン・スパイス・バーガー）は、世界中のマクドナルド全体から見ても、かなりお勧めメニューの一つ、だそうです。
【日本】
「マクドナルドなんて日本的じゃない、と言う人は、実は何も見えていないんだ」と筆者は語っています。「竜田チキンバーガー」「月見バーガー」「エビフィレオバーガー」といった独自メニューがあるのはもちろんですが、その雰囲気も現代の日本らしく見えるそうです。
「上品なフレンチデザイナースタイルの内装」「スーツを着込んだサラリーマンが、Wi-Fiを活用しながらミーティングをしている」「若い女性がお財布だけを下げてお昼を買いに来て、口に手を当てながら笑い、おしゃべりにいそしんでいる」こういう日常の風景が見られるマクドナルドは、とても日本らしい場所だ、と語っています。
【ボリビア】
南米のボリビアでは、マクドナルド全店が経営難により閉店してしまいました。まだ営業中の当時にラパズのマクドナルドを訪れました。その当時、入り口にはセキュリティがついており、高級腕時計が飾られていたそうです。
そして価格帯はというと、隣のおしゃれなフランス風のカフェよりお高かったそうです。
参考記事
One traveller’s quest to see the world - one McDonald’s at a time
http://www.news.com.au/travel/travel-ideas/one-travellers-quest-to-see-the-world-one-mcdonalds-at-a-time/story-fnjpja3r-1227249668529
