EL決勝T1回戦の第1戦…日本人選手が所属する4クラブは勝利できず

写真拡大

 ヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント1回戦ファーストレグが19日に欧州の各地で行われた。日本人が所属するクラブは4チームが参加している。

 チャンピオンズリーグのグループステージで敗退し、決勝トーナメントからELに参戦するFW田中順也が所属のスポルティングは、ヴォルフスブルクと対戦。ヴォルフスブルクのオランダ代表FWバス・ドストに2ゴールを許し、スポルティングは0−2の完封負けを喫した。田中は80分から途中出場している。

 FW久保裕也が所属するヤングボーイズはエヴァートンと対戦。元フランス代表FWギョーム・オアロのゴールでヤングボーイズが先制するが、エヴァートンのベルギー代表FWロメル・ルカクにハットトリックを許すなど、4失点で逆転負けとなった。久保はフル出場を果たしている。

 日本代表DF長友佑都を負傷で欠いているインテルは、セルティックと対戦し3−3の引き分け。前半にインテルは3得点するが、2度のリードを守り切れず、後半アディショナルタイムにセルティックのスウェーデン人FWヨン・グイデッティのゴールで引き分けに持ち込まれた。

 FW南野拓実が所属するザルツブルグはビジャレアルと対戦し、先制を許した後に一時はPKで同点に追いつくも、ロシア代表MFデニス・チェリシェフの決勝ゴールで1−2の敗戦となった。南野は試合日前に負傷し欠場している。

 その他、前大会王者のセビージャは、スペイン人MFビセンテ・イボーラのゴールが決勝点となり、ホームでボルシアMGに勝利した。ローマはフェイエノールトと対戦し、先制点を守れずホームで痛いドロー。また、リヴァプールは試合終盤に、イタリア代表FWマリオ・バロテッリがPKで決勝点を決めて1−0でベシクタシュに勝利した。

 なお、セカンドレグは26日に行われる。

 ヨーロッパリーグ決勝トーナメント1回戦の結果は以下の通り。

ヤングボーイズ(スイス) 1−4 エヴァートン(イングランド)
トリノ(イタリア) 2−2 アスレティック・ビルバオ(スペイン)
セビージャ(スペイン) 1−0 ボルシアMG(ドイツ)
ヴォルフスブルク(ドイツ) 2−0 スポルティング(ポルトガル)

アヤックス(オランダ) 1−0 レギア・ワルシャワ(ポーランド)
オールボー(デンマーク) 1−3 クラブ・ブルージュ(ベルギー)
アンデルレヒト(ベルギー) 0−0 ディナモ・モスクワ(ロシア)
ドニプロ・ ドニプロペトロウシク(ウクライナ) 2−0 オリンピアコス(ギリシャ)

トラブゾンスポル(トルコ) 0−4 ナポリ(イタリア)
ギャンガン(フランス) 2−1 ディナモ・キエフ(ウクライナ)
ヴィジャレアル(スペイン) 2−1 ザルツブルグ(オーストリア)
ローマ(イタリア) 1−1 フェイエノールト(オランダ)

PSV(オランダ) 0−1 ゼニト・サンクトペテルブルク(ロシア)
リヴァプール(イングランド) 1−0 ベシクタシュ(トルコ)
トッテナム(イングランド) 1−1 フィオレンティーナ(イタリア)
セルティック(スコットランド) 3−3 インテル(イタリア)