PCはデスクトップ(机の上)、ラップトップ(膝の上)、IntelのNUCやGigabyteのBRIXなどの「パームトップ(手のひらの上)」とでも呼ぶべきサイズまでどんどんと小さくなってきましたが、ついにポケッタブル(ポケットに入るサイズ)とでも言うべき極小サイズで3Dゲームをこなせる「Tango PC」が登場し、大いに注目を集めています。

Home - Tango PC

http://tangopc.com/

Tango PCがどのようなPCかは、以下のムービーでよく分かります。

Tango PC - www.tangopc.com - YouTube

これがTango PC。一見、外付けハードディスクにも思えるサイズです。



しかし、Tango PCは極小サイズながら3Dゲームもバリバリこなす性能を持っています。



Tango PCは、KabiniことAMDのAPU「A6-5200」を搭載する、いわゆるベアボーンPCで……



メモリは最大8GBまで対応し……



mSATA規格のSSDも使用可能。



当然ながらWindows 7/8.1 ProだけでなくLinux・Chrome OS・Steam OSなどの各種OSを動かすことができます。



Tango PCはドッキングステーションに差し込んで使います。



USB2.0/3.0端子・4K出力にも対応したHDMI端子・音声出力端子などのI/O機能はドッキングステーションに搭載。



そのため、ドッキングステーションを液晶モニターや大画面TVなどの各装置に接続しておけば、必要に応じてTango PCを差し込んで簡単に使い分けが可能。



つまり、職場のドッキングステーションにTango PCを差し込んで仕事をしたり……



自宅のドッキングステーションにTango PCを差し込んでゲームをしたりネットムービーを視聴したりという使い分けが1台のTango PCで実現できるため、PCやゲーム機やSTBを場所ごとに用意する必要はなくなるというわけです。



また、ドッキングステーションからTango PCを引き抜けば、自動的にスリープモードになり、接続した先で作業を再開することも可能です。



Tango PCとiPhone 5の大きさを比較するとこんな感じ。



縦のサイズはほとんどiPhone 5と同等。



また、Tango PCは重さ200gと軽量なので携帯電話を持ち歩く感覚で……



ポケットに忍ばせることが可能です。



Tango PC本体部分にはAPU(CPU+GPU)やメモリ・ストレージ・スリープ用のバッテリーを、ドッキングステーションに電源やI/Oポート一式を分離させることで、ポケットサイズの小型化を実現。



カートリッジ方式でPCをさまざまな場所に持ち運ぶことに成功しています。



ポケットサイズの小型PC「Tanago PC」は、製品化を目指してクラウドファンディングサイトIndiegogoで10万ドル(約1020万円)の資金を募集したところ、圧倒的な人気を呼び最終的に33万7055ドル(約3420万円)の資金の調達に成功



そして、大量生産ならびに商品改良を目的としてさらに資金を集めるべく、クラウドファンディングサイトKickstarterで現在出資を募集中です。Tango PCプロジェクトでは、349ドル(約3万5000円)の出資で4GBメモリ+32GBのSSDにWindows 7 TrialがプリインストールされたTango PCとドッキングステーションのセットを、449ドル(約4万6000円)の出資で4GBメモリ+32GBのSSDにWindows 7 Home PremiumがプリインストールされたTango PCとドッキングステーションのセットを、999ドル(約10万2000円)の出資で8GBメモリ+128GBのSSDにWindows 7 TrialがプリインストールされたTango PCが2台とドッキングステーションが3台のセットをゲットでき、別途89ドル(約9000円)でドッキングステーションを1台追加でゲットできます。

なお、Tango PCプロジェクトへの出資締め切りは、日本時間2014年7月12日(土)12時44分までとなっています。

Tango Super PC: Pocketable Gameable Officeable Windows PC by Tiny Tango - Kickstarter

https://www.kickstarter.com/projects/tiny/tango-super-pc-a-desktop-windows-pc-in-cell-phone