W杯開幕を見据える内田篤人「勢いや自信は無駄にはならない」

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 ブラジル・ワールドカップに臨む日本代表は現地時間4日、アメリカのタンパで、合宿6日目の練習を実施した。

 記者団の取材に応じたDF内田篤人は、「大会に入る前に、勝ち癖というか、ポンポンポンと勝って入るのはすごく大事だと思いますね。4年前とはちょっと状況は違いますけど、だからと言って、初戦でそのままの勢いでいけるかといったら、ある程度はリセットされるというか、『気持ちを新たに』というようなところがある。ある程度、途切れはしますけど。試合前の心の準備というか、チームとしての勢いや自信というのは、無駄にはならないとは思います。今までの練習試合で、結果が出てきた分は」と、ワールドカップ開幕を見据えた。

 グループリーグの展望を語った内田は、「初戦はやっぱり大事だというのは、もちろんある。そこで負けた場合に、がっくりくるのかな。引き分けとか。ある程度、開き直るのか。そこら辺は、本当に精神力(の問題)だと思っているし、やっぱりこうして初戦にウェイトを持っていく分、初戦でこけたらどうなるのかなというのはありますけど。もっと厳しい状態で試合もしてきたこともありますし、個人的にはあんまり心配していない。チームのみんながどう思うかわからないけど」と、コメントした。

 そして、「まあ、やってみないとわからないですよ。本当にそれだと思います。相手の状態もあるし、コンディションとかもあるし。4年に1回(の大会)にコンディションをピークに持っていくのは、なかなか大変だと思うけど」と、話し、「やっぱりディフェンスなので、無失点でいきたいと思いますけど。良いチームは、点を取る奴が取ってきますから。良いチームにはそういう選手がいますし。サッカーは点の入るスポーツだから、無失点でいこうとは考えていますけど」と、抱負を語った。