オープンソース版 webOS 1.0 は9月リリース、開発ツールも公開

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HP の web OS 戦略といえば、2010年4月の Palm 買収から、HP ブランドの webOS スマートフォン展開、PC への活用宣言、売れないので終了宣言、考え直してオープンソース化宣言......と、わずか二年弱で本当にいろいろありました。それで、今後はどうなるのか。HP が詳細を説明しています。

まずはスケジュール。オープンソース版 webOS は今年8月にベータ版がリリースされ、バージョン1.0のリリースは今年9月という計画です。ライセンスには 事前に書面での承諾が必要 Apache License 2.0 を採用します。

あわせて、webOS アプリ開発ツール Enyo もオープンソース化されます。ツール自身も Enyo 2.0 としてバージョンアップされており、発表と同時に早くも公開開始。もともと HTML や JavaScript といったウェブ言語でアプリを開発できる webOS の特性を生かして、Enyo では webOS アプリだけでなく、iPhone や Android、デスクトップブラウザ向けのウェブアプリを開発することも可能です。こちらもライセンスは Apache License 2.0。

そのほかにもプレスリリースでは各月ごとに細かな目標が示されていますが、ひとつ目を惹くのはカーネルを Linux 標準カーネルに移行するという部分でしょうか。また、OS 部分だけでなく、「コア・アプリケーション」もちゃんとオープンソース化されます。Flash や Silverlight、HTML5 や マルチタッチをサポートする HP 版 Webkit も公開予定。

オープンソースになったところで開発者とユーザの支援が必要という web OS の状況にはなんら変わりはなく、そもそも webOS スマートフォンが今後展開されるのかということを考えると、状況はますます厳しくなったとも言えます。しかし、もともと使い勝手では評判の高かった webOS がオープンソース化されることで、なんらかの化学反応が生まれる可能性もあります。オープンソース界のライバル Tizen とともに、Android / iOS 独占の構図が強まるモバイル市場で面白い存在となって欲しいものです。

続きにはロードマップつきプレスリリースを掲載。