バルセロナは4日、韓国のKリーグ・オールスターと親善試合を行ったが、トラブル続きの親善試合は、バルセロナが韓国側に違約金を支払う事態に発展した。

 バルセロナには世界的スターであるリオネル・メッシ(23)が所属しており、韓国のサッカーファンもメッシのプレーに大きな期待を寄せていた。バルセロナは当初、メッシが試合に出場することに同意し、30分以上プレーすることで合意していた。

 しかし、バルセロナ側が試合前、怪我(けが)の可能性があるとしてメッシは出場しないと発表したところ、韓国のサッカーファンから大きな不満の声が上がった。結局、メッシは出場したものの、前半のわずか16分だけのプレーにとどまった。

 わずか16分だけのプレーにかかわらず、メッシは貫禄(かんろく)のプレーで2ゴールをあげたが、韓国サッカーファンの不満は消えず、韓国の主催者もプレータイムに契約違反があったとして違約金を請求する構えをみせている。韓国メディアによれば、バルセロナ側は最低でも20万ユーロ(約2263万円)、最高で40万ユーロ(約4544万円)の違約金を支払う必要があるという。

 韓国で行われた記者会見で、韓国の印象を尋ねられたメッシが終始眠そうに「(飛行機では寝ていたから)特に話すことはない」と語った。5日、メッシ率いるバルセロナは次の訪問地である北京に移動したが、北京の空港で多くのファンに囲まれてもメッシは不機嫌そうな面持ちで、一言も話さずにバスに乗り込んだ。バルセロナは8日、中国スーパーリーグの覇者、北京国安と対戦する。(編集担当:畠山栄)



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