結婚相手を見つけて落とす技のお話しではありません。昨年行った「離婚カウンセリング」と今年の「婚活セミナー」を通して感じた、配偶者をうつ病にさせない、又はうつ病を悪化させないための注意点を書いてみたいと思います。

ちょうど「婚活セミナー」でメンタルヘルスと絡めて話しができないかという相談があり、その対話の中で感じたことを書いてみます。
メンタルヘルスを害したことを原因とした「家族関係の改善」、「家庭環境の崩壊」の両方の事例をお話しすると「婚活への憧れ」を否定する厳しい内容になってしまうのですが、実際に当事者となった方々を前にしていますと知っておいて頂きたいとも思います。

■ 専業主婦は配偶者が働き続けるという予測の下で成り立つ

〜個人的な要因〜

昨年中に相談を受けたカウンセリングの中に「離婚の決断」及び「離婚後の喪失感からの回復」というものがありました。結婚をしてみたものの、配偶者が「うつ病」を発症し休職となり、共同生活を維持できなくなったのでどうしたらよいか？というものです。

結果としては、1組以外の夫婦は「離婚」という選択肢を選ばれたのですが、やはり日本では「うつ病」が「人間関係に基づく環境的災害の後遺症」といった理解を得られにくいので、その判断も致し方ないか…と考えるしかありませんでしたが。

「寿退職」は今はあまり無いのかもしれませんが、結婚を機に生活設計を変えること自体について、きちんと考えておかなければなりません。
女性であれば「専業主婦」になりたいと思うことがあれば、また男性であれば「配偶者には家に居て欲しい」と思うのであれば、家計を支える側がしっかりと働き続けるためにメンタル面でのフォローアップが不可欠になります。

■ メンタルヘルスを管理する必要性について

〜勤務先の要因〜


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