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 NBAクリッパーズの八村塁(28)が6日、名古屋市内のIGアリーナで会見し、28年ロサンゼルス五輪出場への意欲を熱く語った。24年パリ五輪後に日本協会の強化方針を巡って批判を展開したが、協会側の歩み寄りもあって今月の代表活動への復帰が決まったばかり。協会の島田慎二会長(55)も同席した共同会見で共闘を誓い、騒動からの雪解けを印象づけた。

 八村の言葉はどんどん熱を帯びていった。11日から始まるW杯アジア2次予選に向けた直前合宿でパリ五輪以来の活動復帰となる。代表への思いについて問われると「僕がバスケを始めた時に東京五輪(開催)の話になった。NBA選手になりたい夢と、もう一つに五輪でプレーしたい目標があった」とし「21年東京(のメンバー)に入って。パリでも五輪で(プレー)できた。今回もロス五輪に行けるチャンスがある」。3度目の五輪出場への意欲があふれた。

 自身が出場した直近の五輪2大会はいずれも1勝もできずに1次リーグ敗退。日本男子として72年ミュンヘン五輪以来の勝利(不戦勝除く)はならなかった。「まだ1勝はしていない。まず五輪に入ることは大事で、そこで1勝する」と強調。2年後は30歳。ロサンゼルスは前所属のレーカーズ、新天地クリッパーズの本拠地でもある。「黄金時代」と表現する代表をけん引する覚悟はできている。「チームのコンセプトを理解しながら僕の強み、日本代表の特長を生かしながらしっかりと世界と戦える団体になりたい」と青写真を描いた。

 今回、日本協会の協力も得た上で18歳以下の有望株を集めた「BLACK SAMURAI SUMMIT 2026」を開催。会見に同席した島田会長は八村の代表復帰について「本当に心強い」と語り「一緒に頑張りましょう!」と呼びかけると、八村も「頑張りましょう」と呼応。24年11月に代表活動の在り方を巡って批判を展開した遺恨はもうない。「ロス五輪は僕としても一番大きな目標。日本代表でやっていきたい」と八村。協会との歴史的な雪解けを果たし、新たな夢へ進んでいく。

 ▽バスケットボール男子の五輪への道 日本が12チーム出場のロサンゼルス五輪切符を得るには、27年8月開幕のW杯カタール大会でアジア最上位の成績を収める必要がある。そこで決まらない場合は4枠を争う世界最終予選に回る。W杯出場権を懸けたアジア2次予選は12カ国が2組に分かれて今月27日から来年3月まで行われ、1次予選の成績を持ち越してF組2位の日本は27日に敵地でサウジアラビア、31日にホーム(トヨタアリーナ東京)でカタールと戦う。開催国カタールを除いた組の上位3カ国が本大会出場となり、4位でも成績次第で切符を得られる。