北陸新幹線

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北陸新幹線の延伸ルートを再検討する与党の整備委員会(自民・日本維新の会)は15日、福井県小浜市と京都市のJR桂川駅付近を通る小浜・京都ルートの「桂川案」で合意した。北陸新幹線は東京から北陸地方を経由し、新大阪を結ぶ。金沢駅までが2015年に開業し、敦賀駅までが2024年に開業、それより西が着工できていない。

今回の合意により、2027年度中の工事計画の認可と着工を目指す。

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整備委員会はこれまで、沿線の自治体などから意見を聞いた上で、自民は桂川案と京都駅付近を通る南北案を支持。維新は桂川案と米原駅で東海道新幹線に乗り入れる米原ルートに絞り込んでいた。

小浜・京都ルートは京都市内の地下トンネル工事を前提としている。そのため、誘致していない京都市は財政負担の軽減策などを要求している。

また、京都仏教会は、京都の地下水の汚染や地下水位の低下などの懸念が払拭できない地下トンネルを作るルートの延伸は「千年の愚行」と反対。6万筆以上の反対署名を集め、整備委員会に要望書を提出した。京都府や京都市に対しても「国寄りの立場をとってほしくない」と要望した。

整備委員会は、課題や懸念に対して「沿線自治体から同意を得ることを目指す」としている。沿線自治体の財政負担軽減策は今後、整備委員の上部組織、与党整備新幹線建設推進プロジェクトチームで協議する。

地盤や建設変更などで遅れ

北陸新幹線は1973年から計画されていた。計画が遅れてきた理由は地盤などの影響が挙げられる。

具体的には石川県、福井県の加賀トンネルで地盤の拡張やひび割れが起き、追加工事が必要となったこと。敦賀駅の工事が複雑で大幅な建設変更が重なり工期が遅れた。

今回ルートの合意はでき、来年度着工を目指しているものの、沿線自治体から同意を得たわけではない。これから、懸念や課題を取り去る必要がある。新幹線が延伸・完成すれば、関西から北陸への移動は便利になる。完成するにはまだまだ時間がかかりそうだ。

文/並河悟志 内外タイムス編集部