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クマなどの出没が日本中で報告され、農作物が食い荒らされるなどの被害も多数出ている中、深刻化する野生動物による農業被害を防ごうと、山形県山形市で9月5日から、あるロボットを使った実証実験が始まっています。

【画像】畑に立つ、モンスターウルフ

「オラオラオラァーッ!」と、特殊能力を使う際の某マンガの主人公のような声を出す、そいつの名は”モンスターウルフ”。ジョジョに話題となってきているクマなどの野生動物撃退用ロボです。

山形市高瀬のキャベツ畑です。8月下旬に近くでクマが目撃され、この日もクマと思われる足あとが確認されました。

畑でキャベツなどを育てる 桜井正子さん「(今年の被害は)今までになくひどい。ネットを張ったり金網を張ったりしている」

こうした中、山形市が取り入れたロボットがこちらです。野生動物撃退装置「モンスターウルフ」。やたらと気合の入った顔の造形が気になる、注目のロボットなのです。

■「オラオラオラァーッ!」

北海道の企業が開発したもので、動物が近づくとその動きをセンサーが感知し、動物の鳴き声や機械音、さらに人の声など50種類以上の音をランダムに流し大音量で動物を威嚇します。

その中のひとつが・・・「オラオラオラァーッ!」。

人の声でこのセリフを収録した真意はわかりません。記事のトーンを含め、ややふざけ気味に受け止められたなら申し訳ありませんが・・・これはいたって真面目なアイテムであり、実験です。

それでも身体をひねって畑に立つ姿は、”JOJO立ち”に見えなくもないから不思議。

目や背中などには、動物が嫌がるように作られたLEDライトがついていて、光でも動物を追い払う効果があるということです。

■ヒグマはどう反応?

こちらが北海道で撮影された実際の映像です。モンスターウルフが反応すると、畑に現れたヒグマが逃げていきました。モンスターウルフは大きな音と光で威嚇するため、明らかにクマがびっくりしています。

山形市農林部 高橋知好 次長「クマとかイノシシ、サル、さまざまな鳥獣に効くということなのでそれを期待している。カメラもつけているので、どういった効果があるかをしっかり検証して今後拡充するのかどうかを今後検討していきたい」

今年はブナが凶作で、秋にはさらに熊の出没があるのではと言われています。12月上旬まで行う実証実験の結果がどうなるのか、注目されます。