セリエBユベントスのMFパベル・ネドベド(34)がクラブの至宝を守る。チーム最年長ネドベドが4日、移籍の噂される同僚GKジャンルイージ・ブッフォン(28)の説得役を自ら申し出た。

同日付のガゼッタ・デッロ・スポルト紙の特集インタビューの中で、ネドベドが吠えた。「ブッフォンは唯一の“フオーリクラッセ(突出した才能・天才)”であり、代わりなどいない。クラブ命令があれば、ブッフォン説得役を俺がやる」。セリエB降格決定後、デル・ピエロに続き残留宣言をしたネドベドとブッフォン。かつてのバロンドール選手が、昨年度バロンドール次点に選出された世界最高GKの揺れる心をがっちりと掴む意向を断言した。

今季開幕前、同僚が次々とチームを去る中、代理人に「クラブ探しを止めてくれ」と直訴したネドベド。「08年6月には自分の契約が切れる。それまでにセリエA昇格、そして再び欧州CLの舞台にユーベを・・・」。熱い思いを胸にチームを牽引する男ネドベドが、現役最後の夢を叶えるためにも悩める守護神を説得する。