元イタリア代表監督マルチェロ・リッピ(58)が、セリエA後半戦の主役にACミランの名前を挙げた。3日付のガゼッタ・デッロ・スポルト紙のインタビューに応じたリッピは、「賭けてもいいが、セリエA後半戦はACミランが主役に躍り出るだろう」と切り出した。

第18節を終了して7勝4敗7分。純粋勝ち点「28」は欧州CL出場圏内となる4位に値するが、ペナルティ「−8」により勝ち点「20」の12位に甘んじている名門ACミラン。06年終盤から復活の兆しを見せつつあるACミランの状態を、リッピは太鼓判を押した。リッピは今のACミランを「アンチェロッティ(監督)を悩ませていた(スキャンダルの影響で)休暇剥奪による調整不足問題が解消されつつあり、続出した負傷者も復帰し始めている。ミランは欧州CLでも上位進出が可能だろう」と分析、本来のチーム力を取り戻しつつあると明言している。

FW陣の得点力不足も徐々に解消、懸念されているDF陣の高齢化問題も冬季移籍市場の積極介入で吹き飛ばす。そして負傷者の復帰。現在マルタ共和国で合宿中のACミランが、新年とともに復活する。