レアル・マドリーとの契約も2007年6月で終了し、その去就が注目されるデイビッド・ベッカム(31)。レアル・マドリー側からの契約延長のオファーを拒否し、交渉も暗礁に乗り上げたままで移籍が濃厚と噂されているが、レアル・マドリーファンはベッカムがクラブを去っても構わないと捉えているようだ。そして、ベッカムの後任としてオリンピック・マルセイユのフランス代表MFフランク・リベリ(23)待望論が巻き起こっている。‘マルカ’ウェブサイト版で行ったアンケートの結果がファンの気持ちを代弁している。

実に71.9%のファンが、ベッカムが去り、リベリを獲得することでチームが良くなると回答。ワールドカップドイツ大会終了後に現役を引退したジネディーヌ・ジダンの後任になるとファンは見ているようだ。逆にベッカムを望む声は28.2%にとどまった。

先日にもベッカムがレアル・マドリーと契約延長の合意に達しなかった場合、リベリ獲得に動くと報じられている。マルセイユ側もリベリの移籍交渉に応じる構えを見せているが、それはこの冬の移籍マーケットではなく、来夏の移籍マーケットに向けてとその態度をはっきりさせている。しかも、マルセイユは700万ユーロ(約10億円)で獲得したリベリに移籍金2200万ユーロ(34億5500万円)の値をつけたとも。

ジダンの後継者とも言われるリベリは、豊富な運動量とスピードとテクニックを生かした右サイドからのドリブル突破で数多くのチャンスを演出できる上、守備でも献身的なプレーを見せることができる。レアル・マドリーに必要なタイプの選手であることは明らかだろう。ベッカムの去就に加え、リベリの獲得とレアル・マドリーの動向にこれからも注目が集まる。