スポニチ

写真拡大

 ◇WBSCプレミア12 1次ラウンドB組第2戦 韓国8―4キューバ(2024年11月14日 天母)

 野球の国際大会「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」は14日、各地で1次ラウンドが行われ、B組の韓国代表は2回に一挙6得点を挙げるなど9安打8得点でキューバ代表を8―4で下し、通算1勝1敗とした。キューバは2連敗。韓国代表はあす15日、侍ジャパンと対戦する。

 13日の初戦は台湾を相手に先発投手のコ・ヨンピョが2回に満塁弾など2発を浴びて6失点KO。中盤以降に打線が反撃も3―6で敗れ、まさかの黒星スタートとなった。

 この日は前夜のショックを一掃するかのように2回に一挙6得点。キューバの先発投手モイネロ(ソフトバンク)相手に2死から7番ムン・ホギョンがこの日チーム初安打となる中越え二塁打、続くパク・ソンハンにも左前打で続いて一、三塁とすると、9番チェ・ウォンジュンが遊撃へ適時内野安打。3連打で先制点を奪った。

 なお2死一、三塁から四球を選んで満塁とし、押し出し四球で加点。イケイケムードの中、今季KBOリーグで打率・347、38本塁打、40盗塁でトリプルスリーを達成した21歳の3番キム・ドヨンがモイネロの初球、150キロ直球を捉えて左翼席へ飛び込む満塁弾を放った。

 3〜5回は安打を放ちながらも無失点に終わっていたが、6回2死二塁からチェ・ウォンジュンの右前適時打で待望の追加点。7回には1死からキム・ドヨンにこの試合2発目となる左越えソロ本塁打が飛び出し、キューバを突き放した。

 キム・ドヨンは5回にも二塁打を放ち、4打数3安打5打点の活躍で勝利に貢献。

 先発の右腕クァク・ビンは4回まで走者を出しながらも無失点に抑えていたが、5回に先頭から2者連続で四球を与えて降板。ベンチに戻ると右手の指を気にする様子を見せ、アクシデントをうかがわせた。無死一、二塁から2番手で登板したソ・ヒョンジュンは死球を与えて2死満塁としたが、アルエバルエナを左飛に仕留めて無失点で切り抜けた。

 キューバは先発モイネロが2回に満塁弾を浴びるなど4安打を集中されてまさかの6失点でKO。打線は7回2死満塁から4番デスパイネの適時内野安打で1点を返すと、8回には7番ギベルトが2ラン、8番ビニャレスはソロを放って2者連続アーチで3点を返したが、序盤の大量失点が響いた。