スウェーデン女子1部リーグの2024シーズン全日程が終了し、ローゼンゴードに所属する日本女子代表(なでしこジャパン)MF谷川萌々子が得点王に輝いた。

　現在19歳の谷川は今年1月にJFAアカデミー福島から名門バイエルンに加入し、初年度はローゼンゴードに期限付き移籍。リーグ戦20試合の出場で16ゴールを挙げる活躍を見せ、2位に11ポイント差をつける独走優勝に貢献した。

　なでしこジャパンでは昨年11月にデビューを果たし、今夏のパリ五輪にも参戦。グループリーグ第2節のブラジル戦(○2-1)で途中出場すると、同点ゴールにつながるPKを獲得し、終了間際にはA代表初得点となる驚きのロングシュートを決めて逆転勝利を呼び込んだ。先月に国立競技場で行われた日韓戦(○4-0)でも途中投入からダメ押し弾を奪うなど、若くして存在感を高めている。

　谷川はスウェーデン『スポーツブラデット』主催の年間アワードで惜しくも年間最優秀選手の候補には選ばれなかったが、ブレイクスルー・オブ・ザ・イヤー、年間最優秀MF、年間ベストゴールにノミネート。授賞式は14日に開催される。