ロッテ悪夢の逆転負け 吉井監督が「見誤った」継投のタイミング

◆２０２４　パーソル　クライマックスシリーズ　パ・ファーストステージ　第２戦　日本ハム３ｘ―２ロッテ＝延長１０回＝（１３日・エスコンＦ）

　ロッテが悪夢の逆転負けを食らった。ベテラン両右腕が誤算で逃げ切りに失敗した。１点リードで９回。守護神・益田で追いつかれると１０回、沢村でサヨナラ負け。しかし、吉井監督は１点差に迫られた７回の継投タイミングを敗因に挙げ、「小島は良かったが（横山への）代え時を間違えた。７回頭から代えるべきだった。（プレーオフは）いつも以上に力が入るので、体力がどれくらい残ってるかを見誤った」と唇をかんだ。

　痛恨の黒星で最終ステージ（Ｓ）進出まであと２死から一転、１勝１敗で日本ハムに逆王手をかけられた。第１Ｓ突破するには第３戦は勝利が必要。この日は第１戦と同じくソロ２発で２得点のみと打線が不安。リーグ３位から日本一に輝いた１０年以来、１４年ぶりの日本シリーズに向け、指揮官は「なかなか打線がつながらないけど、いるメンバーでやるしかない。明日も考えながらやっていきたい」と前を向いた。（竹内　夏紀）