少林寺

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中国メディアの環球時報はこのほど、中国武術にいそしむアルゼンチン人男性が中国で夢をかなえたとする現地メディアの報道を紹介した。

19歳のラミロ・フェルナンデスさんは昨年開かれた中国武術の南米大会で優勝した。フェルナンデスさんは幼い頃から中国武術に縁があり、趣味として親しんできた。数千年続く中国文化に興味を持ち、中国に行くために金を稼ぎ、親せきや友人から援助も受けた。そしてこのほど、河南省登封市を訪れ、現地の僧侶らと一緒に鍛錬する機会を得た。

記事によると、フェルナンデスさんは「私にとって中国での経験は信じられないものだった。中国には独自の文化があり、人々の素養の高さは信じられないほどだった。来る前に想像していたよりもずっと豊かで、映画やSNS上で見たものよりも奥深かった」と語った。少林寺

また、「話をした中国人はみんな喜んで助けてくれた。私の言葉を理解しようとしてくれ、また私に彼らを理解させようとした。これが、中国や中国人の一番好きなところだ」とし、「少林寺の僧侶たちはたくさんのことを教えてくれた。呼吸法や瞑想(めいそう)の仕方、どのように自分の体を理解するか、個人として成長する方法もだ」と明かした。

フェルナンデスさんは現地で僧侶らと1カ月ほど寝食を共にしたといい、「毎朝5時に起きて見る風景は、これまで映画でしか見たことがないもので、とても不思議な感じがしている」と感想を語ったという。(翻訳・編集/北田)