秋巡業が始まり、ぶつかり稽古を行う新大関大の里(手前左)=東京都足立区

 大相撲の秋巡業が1日、東京都足立区で始まり、新大関大の里がひときわ大きな歓声と拍手を浴びた。朝稽古で相撲は取らなかったが、ぶつかり稽古などで汗を流し「これからより一層、頑張らないといけないという気持ちになった」と引き締まった表情で語った。

 九州場所(11月10日初日・福岡国際センター)では2場所連続3度目の優勝へ期待がかかる。当面は四股やすり足などの基礎運動で鍛えてから、相撲を取る稽古を再開する意向。「師匠(二所ノ関親方=元横綱稀勢の里)がいない中だが、しっかりと意識を持ってやりたい」と自覚を示した。

 秋巡業は27日まで25日間行われ、6日には金沢市で開催される。