全身の40%にやけどを負った当時の濱安高信さんと濱安さんの父・母

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 22年前、不慮のガス爆発事故に巻き込まれ、全身の40%に火傷を負った濱安高信さん。医師ですら諦めざるを得ないほど状態は深刻で、「今夜亡くなります」と宣告を受けたことも。植物状態となるも懸命に声をかけてくれたご両親のおかげで今があるという。濱安さんがSNSに投稿した闘病当時と現在の家族写真の比較は総再生数4000万にのぼり「乗り越えたからこその幸せな写真」「ものすごい親孝行!」と反響を集めた。投稿への思いを聞いた。

 写真は、全身やけどをおった2002年、濱安さんが植物状態から目を覚ました際に撮影された。そして現在、全く同じ画角でベッドに横たわる濱安さんに寄り添い、優しい笑顔を見せるご両親の表情が印象的な一枚となっている。

 当時は意識が混濁し、自分自身では指1本動かすことも、瞼を開けることもかなわない状態。身体のいたるところに管が入れられて、医療機器によって生かされていた濱安さん。

「両親が諦めずに握り続けてくれていた手の感触と、『どうか高信を連れて行かないで』と祈り続けてくれた言葉のおかげで気を保ち続けることができました」と当時を振り返り、SNSに想いを綴っている。

「ほとんどのお医者様が命を助けるのは不可能だと諦めてしまったのに、必ず治ると信じ続けてくれてありがとう! 植物状態から5年生存率が3%と言われているのに、お医者さんチームに両親の愛に600人分もの輸血で、本当に皆様のお陰であれから22年生きています。生かしていただけている今に感謝したいと思います」