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 任天堂株式会社は、株式会社ポケモンと共同で、2024年9月18日に株式会社ポケットペアに対する特許権の侵害訴訟を東京地方裁判所に提起したと発表した。

参考:【画像】ポケモンとの類似点多数…『パルワールド』のスクリーンショット

 この訴訟は、ポケットペアが開発・販売するゲーム『Palworld / パルワールド』が複数の特許権を侵害しているとして、侵害行為の差止及び損害賠償を求めるものとのこと。発表では「当社は、長年の努力により築き上げてきた当社の大切な知的財産を保護するために、当社のブランドを含む知的財産の侵害行為に対しては、今後も継続して必要な措置を講じていく所存です」としている。

 『パルワールド』は2024年1月の発売から1か月で総プレイヤー数が2500万人を超え、販売額は約692億円にものぼったという。快進撃を見せた一方で、「ポケットモンスター」シリーズとの類似点が指摘され、SNSを中心に“パクり論争”を巻き起こしていた。また、7月にはポケットペアが、ソニー・ミュージックエンタテインメント、アニプレックスと共同で、新たなジョイントベンチャー「株式会社パルワールドエンタテインメント」を設立すると発表した。

 ポケットペアは9月26日から29日にかけて開催される『東京ゲームショウ2024』にも『パルワールド』のブースを出展予定で、特設サイトでは「「リアル会場」ではパルワールドの世界観を忠実に再現したブースを出展! 100種類以上いる『パル』の中でもユーザーに馴染みの深いたくさんの人気パルが出迎えてくれます」とアピール。会場には試遊スペースも用意しているという。

(文=リアルサウンド編集部)