バンクシー&ストリートアーティスト展始まる 路上の雰囲気を再現
世界各地に出没して路上などに作品を残す正体不明の芸術家バンクシーと、その先駆者らの作品99点を集めた「バンクシー&ストリートアーティスト展」が7日から愛媛県美術館(松山市)で始まった。
6日、関係者らの特別鑑賞会が開かれた。
「風船と少女」(2004)に見入る人たち=2024年9月6日午後3時33分、愛媛県美術館、戸田拓撮影
知名度の高い「風船と少女」(2004)や、大人を投げ飛ばす子供を描いて昨年ウクライナの切手の図柄になった「FCK PTN!」など、鑑定機関によって真作と認定されたバンクシー作品約50点を展示する。また路上の芸術の原点として、1960年代以降に米ニューヨークで若者が地下鉄車両などに書いた「タグ」と呼ばれるサインなどを紹介。1980年代に活躍しストリートアートを広く認知させたキース・ヘリングやジャン=ミシェル・バスキアらの作品も集めた。
11月17日まで(休館日あり)、当日券は一般1800円、高大生1500円、小中生1000円。問い合わせは実行委事務局(089・933・0322)。(戸田拓)