とちぎテレビ

宇都宮市にある地下の採石場跡地を活用した観光施設では涼を求めて多くの観光客が訪れています。

真夏でも涼しいと人気の観光施設「大谷資料館」です。11日の県内は、真岡で観測史上最高の38.6度を記録するなど14ある観測点のうち、7カ所で猛暑日となる中、朝から多くの客が訪れ、およそ500台ある駐車場は営業開始から1時間ほどで満車になりました。

地上の暑さから一転、施設の中に入ってみると、地下30mの坑内の気温は約16度。半袖だと肌寒いくらいです。地下に広がるおよそ2万平方メートルもの巨大な空間の平均気温は、およそ8度。連日続く厳しい暑さを忘れさせてくれます。

ライトアップされた施設は、暗がりに浮かぶ巨大な神殿のようで40分ほどのルートを進んでいくと、人の手で大谷石を掘っていた時代の道具具や資料が展示されていて、当時の様子を垣間見ることができます。

来場者は、自然の涼を感じることができる幻想的な光景に見入ったり写真を撮ったりして楽しんでいました。

大谷資料館の担当者は、連日の酷暑の影響で例年より客足が伸びそうだと話しています。8月24日には、大谷公園で夏祭りを開催されます。