ロシア南部にあるダゲスタン共和国出身のチェスプレイヤー、アミーナ・アバカロワが、対戦相手を毒殺しようとした容疑で逮捕されました。犯行の様子は監視カメラに捉えられていました。

Russian female chess player's plot to poison opponent with mercury exposed - YouTube

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На соревнованиях в Дагестане шахматистка попыталась отравить соперницу. Что известно

https://rtvi.com/news/na-sorevnovaniyah-v-dagestane-shahmatistka-popytalas-otravit-soperniczu-chto-izvestno/

Chess Player Suspended After Allegedly Poisoning Her Rival - Chess.com

https://www.chess.com/news/view/russian-chess-player-suspended-after-allegedly-poisoning-her-rival

報道によると、ダゲスタン共和国の首都マハチカラで開催されたチェストーナメントにおいて、アバカロワが試合開始前に会場へ侵入し、チェス盤へ水銀を塗布したとのこと。

このチェス盤はアバカロワとライバルのウマイガナット・オスマノワ氏との対局で使われるものでした。オスマノワ氏はそれと知らずに対局を始め、30分後に吐き気とめまいを訴えたため救急車が呼ばれました。医師らは中毒症状を認め、大会主催者は直ちに競技を中止して監視カメラを確認。容疑者が特定されたため、警察に通報したとのことです。

オスマノワ氏は「毒を盛られたと知ってひどく嫌な気持ちになりました。まだ気分が悪いです。最初の数分で呼吸が苦しくなり、口の中に鉄の味がしました。このチェス盤で5時間は戦わなければなりませんでしたから、もっと早く離れていなかったらどうなっていたかわかりません」と述べました。



情報筋によると、アバカロワとオスマノワ氏は子どもの頃からの知り合いで、地域の大会では常連だったとのこと。アバカロワはトーナメントでも複数回の優勝経験があったそうです。情報筋は、「事件の直前、マハチカラのトーナメントで2人は決勝戦に挑み、両者同じポイント数を獲得したものの、アバカロワが判定負けしていました。これがアバカロワを犯行に至らせた動機ではないでしょうか」と伝えています。警察によると、アバカロワは「危害を加えるためではなく、怖がらせるためにやった」と供述しているとのことです。

なお、アバカロワは犯行前にカメラが動作しているのかを尋ねていたとも報じられています。その際は「動作していない」と伝えられたそうですが、実際には動作しており、犯行の様子がはっきりと記録されていました。

アバカロワは警察に拘留されていて、「軽度の健康被害を意図的に加えた罪」で最高2年の懲役刑に科せられる可能性があるとのこと。また、ロシアチェス連盟から永久追放処分を受ける可能性もあると伝えられています。

ダゲスタンのスポーツ大臣を務めるサジド・サジドフ氏は「アバカロワのような経験豊富な競技者を犯行に至らせた動機は理解できません。彼女がとった行動は、自分自身を含め、その場にいたすべての人の命を脅かし、最も悲劇的な結果を招いたかもしれません。彼女は自分のしたことに法の下で答えなければならないでしょう」と語りました。

なお、オスマノワ氏は体調を崩したものの完治して大会を続行し、最終的に2位に入賞したとのことです。