乳がん治療後に、夫と義母から「どんな乳になったか見せてみろ!」と言われた女性の怒り

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弱ったときに互いに助け合うのが家族ではないだろうか。ところが、千葉県の50代前半の女性(サービス・販売・外食/年収400万円)は、「結婚28年」にして離婚を考えているそう。きっかけは、6年前に乳がんになり治療をしたことだった。(文:長田コウ)

「その時の夫の言動が酷すぎて離婚を決意し、家を出て離婚調停まで起こしたのですが夫が納得せず、その後4年別居しました」

入院中の病室で「頭がどのくらいハゲたのか帽子を取って見せてみろ!」

別居していた女性だが、「息子の結婚問題」もあり、「泣く泣く夫と同居」しているのが現状だそう。「何の為に生きているのかと考える日々です」と辛い心境を明かした。

離婚を決意したのは、夫の冷たい行為が積み重なったからだった。

乳がんの告知を受けた日、夫の帰宅後に告知を受け治療が始まるので迷惑をかける事があると話している途中に、夫が風邪薬を飲みだしました」

女性が、風邪をひいたのかと聞くと、「変な事を聞かされたから頭が痛くなった!」と衝撃の一言が返ってきた。

心配の言葉ひとつないことにショックを受けただろう。他にもこんなことがあった。

「手術が終わり入院中の病室で夫と義母から、どんな乳になったか見せてみろ!と言われ、抗がん剤で脱毛が始まったときも、夫と義母から、頭がどのくらいハゲたのか帽子を取って見せてみろ!とニット帽を取られそうになりました」

夫だけではなく、同性である義母にまで、このようなデリカシーのない発言をされるとは、思いもよらないことだ。そのときは、「癌に怯える以上に夫と義母にメンタルを殺されかけ治療に耐えていけるのか不安でいっぱいでした」と大きな精神的ダメージを負った。

しかも夫は、数々の暴言だけではなく「治療費を1円も出してくれませんでした」と妻をどこまでもないがしろにした。治療の辛さと経済的な不安で、さぞかし心細かっただろう。

「治療中で働けなくなり収入が無くても自身の支払いなどは全て自分で払わされました。困ったときに何も支え合えない家族なんて要らないです。次は離婚裁判の申し立てを考えています」

女性が安心して生きていける環境に一日でも早くなることを願う。

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