「理不尽すぎる」柔道60キロ級・永山竜樹に“誤審” 待て後の敵選手の締め落とし行為に騒然「命にも関わる」【パリ五輪】

ガルリゴスの握手を拒否した永山。(C)Getty Images

　パリ五輪で生じた“疑惑の判定”が波紋を呼んでいる。

　現地時間7月27日、パリ五輪の柔道競技は男子60キロ級の試合が行われ、準々決勝で日本の永山竜樹（世界ランキング6位）がスペインのフランシスコ・ガルリゴス（同4位）に敗れた。

【画像】セーヌ川で行われたパリ五輪・開会式の模様をお届け！ジダンとナダルの共演やレディ・ガガの起用、セリーヌ・ディオンに生首の歌唱も

　この一戦にあって物議を醸しているのは、ガルリゴスが氷山を崩し、寝技で勝負を仕掛けた終盤のワンシーンだ。

　執拗な寝技を耐えていた永山は、主審の「待て」の合図を受けて力を抜いた。しかし、合図に気付かなかったのか、ガルリゴスは絞め技を継続。不意を突かれた氷山は気を失ったように畳の上に倒れる。すると、これを見た主審がまさかの一本判定をコールしたのだ。

　思わぬ形で敗退が決まった氷山は判定に納得がいかず、ガルリゴスとの握手を拒否。会場からブーイングを浴びながらも、畳を降りることなく抗議し続けた。だが、主審が判定を覆すことはなく、敗者復活戦に回る羽目になった。

　明らかな誤審である。ゆえに映像を目の当たりにしたファンはSNSで「絶対誤審でしょ」「かわいそすぎない？」「盛大に大誤審」「日本側は猛抗議すべき」「理不尽過ぎる」「永山選手は何も悪くない」「むしろガルリゴスは危険な行為をしている」「素人でも分かる」「締め続けるのは命にも関わる」と、問題の判定について疑問を呈する投稿が多くみられた。

　昨年のグランドスラム東京大会決勝で、東京五輪金メダルの高藤直寿に一本勝ちし、初めての五輪出場を決めた氷山。まさかの判定で敗者復活戦に回ることになったが、銅メダル獲得を目指して再び戦う。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]