【密着】履歴書・面接なしで働ける「スキマバイト」 幅広い年代で利用…気軽にさまざまな仕事の経験も
![日テレNEWS NNN](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/f/0/f05fe_1110_3cc49877_a393ba8d-m.jpg)
近年、続々と登場しているスキマバイト専用アプリ。その登録者は約2200万人にものぼります。顔写真や身分証明書を撮影し、アプリに登録するだけで、さまざまな仕事が気軽に経験できると、若者だけでなく、幅広い年代の方がスキマバイトを利用しています。そんなスキマバイトをしている方々に密着しました。
■空いた時間に働く“スキマバイト”
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最近、若者を中心に人気となっているのが…
スキマバイト経験者(20代)
「スキマ時間に入れるので、そこはめちゃくちゃいい」
スキマ時間にアルバイトをする、いわゆるスキマバイト。
スキマバイト経験者(20代)
「飲食店のホール」
スキマバイト経験者(20代)
「コンビニ」
■アプリ登録者約2200万人 1時間ほどの募集も
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ここ数年でスキマバイト専用アプリが続々と登場していて、その登録者はおよそ2200万人にものぼります(2024年6月時点・スポットワーク協会)。アプリには飲食店や小売店、物流業界など、さまざまな業種から募集が。中には1時間ほどの募集も多く、空いた時間で働きやすいと人気になっているんです。
■気軽にさまざまな仕事を経験できる
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さらに…
スキマバイト経験者(30代)
「履歴書は必要なかった。(必要なのは)身分証と住所をスマホで入力するだけ」
顔写真や身分証明書を撮影し、アプリに登録。仕事内容や条件などをしっかり確認することが必要ですが、応募するだけで、面接もなく、働くことができるといいます。
気軽にさまざまな仕事を経験できるとあって…
スキマバイトアプリシェアフル・横井聡社長
「主婦やシニアなど、幅広い年代の方が利用」
■バイト代はすぐに振り込みも…
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都内のドラッグストア「ツルハドラッグ渋谷東店」にやってきた原さん(24)。普段働いている飲食店での仕事が休みで、1日限りのスキマバイトに応募したといいます。
ツルハドラッグ渋谷東店・塩月学人店長
「出勤の二次元コードで登録お願いします」
二次元コードを読み込んで、午後1時、スキマバイトスタート。ドラッグストアで働くのは初めてです。
ツルハドラッグ渋谷東店・塩月学人店長
「担当者ボタン押すと、レジの方が登録できる」
それでも、5分ほどの説明を受けたら、普段から飲食店でレジを扱っていることもあって…
原さん(24)
「慣れました。大丈夫だと思います」
ツルハドラッグ渋谷東店・塩月学人店長
「少し教えただけで即戦力としてレジ打てるように」
午後6時、無事に仕事を終えました。再び二次元コードを読み込んで、終了です。アルバイト代は、5時間で6000円。しかも…
原さん(24)
「(アルバイト代は)その日中にもらえます」
「スマホで申請して、口座にすぐ振り込まれる」
アルバイトによっては、終了後すぐに振り込んでもらえるケースもあるそうです。
■買い物ついでに“スキマバイト”
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続いて、東京・中央区のファミリーレストラン「デニーズ馬喰町店」。スキマバイトに応募したのは、主婦の伊藤祐子さん(57)と飲食経営の久和真紀さん(53)です。
デニーズ馬喰町店・塚田亜津紗さん
「下げもの、ドリンクバーの補充・清掃、お料理の提供をお願いしたい」
働くのは、午後3時半から1時間だけ。時給は1400円です。この時間帯、1人しかいないパート従業員を助けます。
主婦・伊藤祐子さん(57)
「いらっしゃいませ」
主婦の伊藤さんに、このスキマバイトに応募したきっかけを聞いてみると…
主婦・伊藤祐子さん(57)
「私用で近くまで来る用事があった。ついでにちょっと働いてみよう」
この日の夕方、娘さんと買い物にいく予定があるそうで、その前に少しだけ働きたかったといいます。
料理を提供する合間をみつけて清掃。手慣れた様子でメニューをそろえる姿は、もともと店で働いている従業員のよう。実は伊藤さん、この1年でスキマバイトを80回近く経験しているんだとか。
主婦・伊藤祐子さん(57)
「新しい環境で刺激を受けて、リフレッシュしたい」
飲食店の他、ピザや寿司の配達、スーパーの店員など、さまざまなスキマバイトに挑戦してきたといいます。
■就業規則や労働時間など十分に確認を
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一方、「日替わり大盛りランチでございます」と、ホールの作業をそつなくこなす久和さんも…
飲食店経営・久和真紀さん(53)
「午前中はそば屋さんの洗い場」
この日すでに、そば屋さんで4時間働いてきたんだとか。
気軽にさまざまな仕事を体験できるスキマバイト。アプリで応募すれば、すぐに働くことができるため、事前に就業規則や労働時間など、よく確認することが大切だということです(求人アプリの運営会社などによる)。
(6月26日放送「news every.」より)