豊臣秀吉が尼子氏に送ったとされる書簡を持つ声優の小野坂昌也と尼子絢那(写真右)

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 声優・小野坂昌也がパーソナリティを務めるラジオ番組に、戦国ファン垂涎の思わぬ逸品が登場。日本史上レベルで価値があるものなのではないかと、歴史好きの小野坂は気持ちの高ぶりを押さえられない様子でした。

 一大発見の可能性を秘めた品物が紹介されたのは、ラジオ関西で毎週金曜深夜に放送中の『小野坂・秦の8年つづくラジオ』です。同番組は声優の小野坂昌也と秦佐和子によるトークバラエティ番組ですが、6月21日放送回は、秦の代演で声優の尼子絢那が出演していました。

豊臣秀吉が尼子氏に送ったとされる書簡を持つ声優の小野坂昌也と尼子絢那(写真右)

 事が起こったのは、番組がはじまってから約20分後のタイミングでした。

 尼子がおもむろに取り出したのは桐の箱。「それへその緒やろ?」とからかう小野坂に、尼子が「カピカピになったへその緒なんですけど……」と答えながらフタを開けると、箱の中から年季の入った古い手紙(書簡)が姿を現しました。

 ひと目見てその価値の可能性を直観したらしい小野坂。「へ!? ちょちょ! あー! 〇▼※✕△●!」と言葉にならない音を発したかと思いきや、手紙をあまりに気軽に扱う尼子の様子に、「あんまギュってやったらあかんって! あかんあかんあかんあかん‼」と堪らず声を高ぶらせました。

 実は尼子は、番組内で戦国武将・尼子一族の末裔として知られています。この手紙は尼子家の本家から譲り受けたもので、実家の押し入れにあったのを持ってきたとのことでした。

 小野坂は、戦国時代をひも解く史料かもしれない茶褐色の和紙を目の前に、声が裏返りそうな勢いで「これもしかしてぇっ! 将軍からのお手紙ちゃうのぉ?」と興奮を隠せない様子。「そうなんです…ていうか、ちょっとわからないんですけど、真相は」という尼子の答えを聞きつつ「え!コレ……」と一瞬絶句。「一応、豊臣秀吉から(尼子氏への)手紙って言われてます」との尼子の言葉に「ウソやろ?」と小野坂のボルテージはピークに達しました。

 興味津々の小野坂が、(手紙の文字が)達筆すぎてわからないから内容を知りたいと求めると、尼子いわく「(豊臣秀吉が尼子氏に)『領地を分け与える』という内容が書かれているようです」とのこと。「スゴ過ぎる」「マジかよ」と心の声を何度も漏らした小野坂は、「博物館に入るやつやで」「ラジオ関西に持ってきていいものではないよ」と、歴史的財産の可能性がある品物をフランクに持ってきた尼子を朗らかな笑いとともに悟しつつ、「写真撮っていいっすか?」とで撮影許可を乞う、消え入りそうなか細い声に本気度をにじませていました。

※ラジオ関西『小野坂・秦の8年つづくラジオ』2024年6月21日放送回より(時間は21日24時=22日午前0時から)