遠藤(中央)がプレーするリバプールはスロット新体制で新シーズンに挑む。(C)Getty Images

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 プレミアリーグの複数の強豪クラブが久保建英に関心を寄せているのは周知のとおりだ。興味を抱いているクラブのひとつとされるのが、遠藤航が所属するリバプールである。

 右ウイングを主戦場とする久保だけに、リバプールが将来的なモハメド・サラーの後継者として、日本代表MFに注目しているとの報道は後を絶たない。

 リバプール専門サイト『Liverpool.com』は6月23日、この夏のマーケットでクラブが実現すべき3つの補強と題した記事で、ヨナタン・ター(レバークーゼン)、モーテン・ヒュルマン(スポルティング)とともに、久保を獲得すべき選手としてピックアップした。
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 同メディアは「リバプールのファンが聞きたくないことではあるが、サラーは永遠にベストの状態なわけではない。2017年の加入からずっと攻撃面で最高の脅威となっていたが、最近32歳になり、どこかで代えなければいけないだろう」と報じている。

「2022-23シーズンのラ・リーガでブレイクしてから、クボは魅力的な候補だ。リバプールの左ウイングにはルイス・ディアスとディオゴ・ジョッタがいる。だが、サラーの代役はベン・ドークだけで、ハービー・エリオットがサイドでプレーすることもあった」

「23歳のクボは天性の右ウイングというだけでなく、攻撃的MFとしてもプレーしてきた。アルネ・スロットによってリバプールでそのポジションを再び務めることもあるかもしれない。2018年にフィリッペ・コウチーニョが退団して以降、チームには天性の10番がいない。だが、クボは中央でもサイドでもプレーでき、スロットに選択肢を与える」

 長期にわたってリバプールに黄金期をもたらしたユルゲン・クロップというカリスマ指揮官が去り、新たな時代に突入するリバプール。新チームに久保はフィットするのか。移籍実現の可能性を含め、今後が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部