侮辱的チャントを歌ったアルバニア代表FWダクに2試合の出場停止処分…

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アルバニア代表FWミルリンド・ダクが、クロアチア代表戦後の不適切な振る舞いによって2試合の出場停止処分を受けた。

ダクは19日に行われたユーロ2024グループC第2節のクロアチア戦(2-2)の試合後、アルバニアサポーターの前で拡声器を手に持ち、反北マケドニア、反セルビアのチャントを先導したことが大きな問題に。

その後、同選手は自身のインスタグラムのストーリーズで自身の振る舞いを謝罪したが、欧州サッカー連盟(UEFA)が調査を開始していた。

そして、UEFAは23日、「ダクは、本来出場資格があるUEFA代表チーム戦の合計2試合の出場停止処分を受ける。彼は、行動の一般原則に従わず、礼儀正しい行動の基本ルールに違反し、スポーツイベントを非スポーツ的な性質の表現に利用し、フットボールというスポーツの評判を落とした」と、ダクへの処分を発表した。

現在、1分け1敗のアルバニアはスペイン代表とのグループ最終節で勝利した場合、史上初のベスト16進出の可能性があるが、ダクはスペイン戦に加え、勝ち上がった場合も決勝トーナメント初戦でプレーすることができない。

また、アルバニアvsクロアチアの一戦に関しては花火の打ち上げ、ピッチへの侵入、スポーツイベントにふさわしくない挑発的なメッセージの送信を行ったとして、アルバニアサッカー連盟に4万7500ユーロ(約810万円)、花火の打ち上げと投げ込みを行ったとしてクロアチアサッカー連盟に2万8000ユーロ(約475万円)の罰金が科されている。

加えて、両国のサポーターは団結して反セルビアのチャントを歌っていたことが確認されており、セルビアサッカー協会の事務総長ヨバン・スルバトビッチ氏は、UEFAがこの件に対処しなければ、セルビアはユーロ2024から撤退すると通告していた。