5月19日、L’Arc〜en〜Cielのボーカル・HYDEが、東京・新木場の若洲公園でおこなわれた音楽フェスティバル「TOKYO METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2024」に出演した。だが、ABEMAで生中継されたトークコーナーでの発言が、SNSで波紋を広げている。

 現在、55歳ながら、まったくビジュアルが衰えないHYDE。体型管理にも相当、気を遣っているようで、トークのなかでは「(人に)見られてなかったら、太ってると思います。自分が嫌なの。太っていくロックアーティストとか、いるじゃない。ああはなりたくない。仕方なく(体型管理を)やってる」と、自身のポリシーを明かしていた。

 この発言に対し、《HYDE多方面に喧嘩売ってるw まぁ偶像崇拝じゃないけど、みっともない姿見たくはないよね》と賛成する声もあれば、《こんなこと言う人だったんだっけ》と非難する声も見られた。

 さらに、音楽好きなユーザーからは、HYDEが発した「太っていくロックアーティスト」が誰なのか、推測合戦が勃発。ラルクと同じビジュアル系バンドとして活躍するGLAYのメンバー・TERUや、沢田研二、海外アーティストのマリリン・マンソンなどをあげる声が相次いだ。

《おっと、TERUの悪口はそこまでだ》

《ジュリーのことですか?(すっとぼけ)》

《グレイとかLUNA SEAのこと言ってんのかな?》

《きっとアクセルローズの事を言ってるに違いない!》

マリリン・マンソンかな》

 デビュー当時には、やせていたアーティストが、年齢を重ねるにつれ体型に変化が出てくることは仕方のないことだ。実際、GLAYのTERUは一時期“激太り”が話題を集め、沢田研二も40代を超えたあたりから、体重の増加が目立っていた。

 ただ、HYDEのファンからは、国内アーティストを指しているのではなく、海外のロックバンドであるモトリー・クルーのボーカル、ヴィンス・ニールのことを指しているのでは、という声も。

《これ散々TERUと隆ちゃんの批判じゃないかって言われてるけど、おそらく本人が過去にヴィンスが太った事がショックだったって話をしてたのでそっちじゃないかな はいどさん、モトリー大好きなので…》

 たしかにHYDEは、過去にWEBメディア『JAAF RunLink』のインタビューで、「隠れランナー」であることを明かし、《アメリカのロッカーには太ってる人も多いんです。若いうちはいいんですけど、歳を取るとね。僕はそのイメージを引きずりたくなくて、陰で走っていました。》と告白している。

 米国は「肥満大国」と呼ばれているだけに、アーティストの体型変化も、日本より激しい傾向にある。1980年代の洋楽に影響を受けてきたというHYDEからすれば、かつてあこがれたロックスターたちのあり方に、いろいろと思うことがありそうだ。