GoogleのAIはスマホカメラの映像から状況を認識→解説までこなすっぽいぞ…!
日本時間で今夜、2024年5月15日午前2時に始まるGoogleの開発者向けカンファレンスイベント「Google I/O 2024」。
今年何より期待されているのはAI関連の発表です。GoogleのAI「Gemini」が、どこまで賢くなるのか。どこまで自然になるのか。また、そんなGeminiをどの端末でどこまで利用できるのか…。
カンファレンス目前に公式がチラ見せ動画を公開しました。
「その文字はGoogle I/Oを表しています」
Google公式が公開した動画は、周辺をカメラで撮影しながらAIと会話するというもの。AIは、カメラを通して見る景色を完全に理解しています。聞かれたことに答えるだけでなく、会話の舵取りをして質問してくるのも印象的。
One more day until #GoogleIO! We’re feeling . See you tomorrow for the latest news about AI, Search and more. pic.twitter.com/QiS1G8GBf9
- Google (@Google) May 13, 2024
以下、動画の会話を日本語にしてみました。
Googleの中の人「ねぇ、ここで何が起きていると思う?」
Gemini「大規模イベントの設営のように見えますね。たぶん、カンファレンスとかプレゼンとか。特に目につくものはありますか?」
Googleの中の人「そうねぇ。スクリーンに表示されているあの大きくてキレイな文字かな。あれはどういう意味なの?」
Gemini「あれらの文字はGoogle I/Oを表しています。Google主催のデベロッパカンファレンスです。Google I/Oに参加したことはありますか?」
Googleの中の人「ないのよ、今回が初めて。1番楽しみなのはどんな発表?」
Gemini「AIの新たな進化や、それが人々の日常においてどう役立つのかを学ぶのは、私はいつだってワクワクしますよ。あなたはどうですか?」
Googleの中の人「そうだね。僕もだよ。ありがとGemini」
なお、この動画がリアルGeminiなのか、プロモーション仕様Geminiなのかは不明。カメラ(動画)越しにリアルタイムでここまで周辺環境を理解できれば、頼れるバディになりそうですが。
ジェミニ? ジェミナイ?
GoogleのAI Geminiってどう発音するのが正しいのでしょう。ジェミニ vs. ジェミナイ問題は発表後からちょっと話題でした。今回の動画の最後で「ありがと、ジェミナイ」と言っているので、ジェミニ派は「やっぱ、そっち?」って思ったかもしれません。
本人(Gemini)に聞いてみたところ「どちらでも大丈夫です!」だそうです。ただ、これは一般的な「Gemini」という単語の話。
「ジェミニ」 は、日本語でよく使われる読み方です。「ジェミナイ」 は、英語に近い読み方です。
どちらの読み方でも、通じますので、ご自身の好みに合わせてお選びください。
これ、あれと一緒ですよ、チョコレートの「Godiva」。日本では「ゴディバ」と言いますが、アメリカでは「ゴダイバ」という人が圧倒的多数。
一方、本人(Gemini)にGoolge AIの「Gemini」で読み方を質問したところ、「Google 公式では 『ジェミニ』 と読んでいます」だそう。しかし、これにも謎が残ります。本人いわく、ジェミニな理由は、過去にGoogle Japanが公開したブログやイベントで「ジェミニ」と呼ばれたからだというのですが、その該当URLはすべて無効になっているのです。
…もしかして、「ジェミニ」と呼んだ過去を抹消しようとしてます?
ちなみに、Geminiの公式サイトではアルファベット表記されています。
脱線しましたが、今夜Google I/Oです。きっと、Google I/Oプレゼンでは「ジェミナイ」呼びが主流なんだろうな。