『東京タワー』板谷由夏&MEGUMI、20歳年下の恋の相手役に「私で大丈夫?」
●美しいラブシーンの秘密は“ベタベタ”?
直木賞作家・江國香織氏の恋愛小説を連ドラ化したテレビ朝日系ドラマ『東京タワー』(毎週土曜23:00〜、4日は23:30〜)。King & Princeの永瀬廉演じる21歳の青年・小島透と、板谷由夏演じる20歳以上年の離れた人妻・浅野詩史の美しくも許されない愛、その儚く甘美な世界を、現代の東京の最旬スポットを舞台に令和という新しい時代ならではのストーリーとキャラクターで大胆に描き出す。Travis Japanの松田元太演じる透の友人・大原耕二とMEGUMI演じる孤独を抱える主婦・川野喜美子の“危うい関係性”も紡がれ、「本当に詩史さんと透くんが美しい」「耕ニと喜美子が気になる」「どっちのカップルも急加速」と2組の今後の展開に注目が集まっている。
4日放送の第3話では、2人で会う時間を重ね、ますます詩史との恋に“おちていく”透、そして耕二も家庭教師の時間外にも喜美子に会いに現れるようになり、禁断の逢瀬を重ねていく……というストーリーが描かれる。ますます目が離せない展開を前に、マイナビニュースでは板谷とMEGUMIにインタビュー。役作りへの思いや永瀬・松田それぞれの印象、そして“魅力的な女性”になるために心がけていることを聞いた。
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/8/f/8f01c_1223_53173752153d029f1d4d30464b30cdbc.jpg)
左から板谷由夏、MEGUMI=テレビ朝日提供
○板谷由夏&MEGUMI、今作出演は「私にできるかな」
――まずは、今作のオファーを受けたときの心境を教えてください。
板谷:私で大丈夫かな? とは思いました。恋愛ドラマは久しぶりだし、20歳年下の男性と恋愛するのが私でいいんですか、と。でも、トライしないのはもったいないなという気持ちと、制作サイドから熱意を感じて、キャッチしないわけにはいかないなと思ったこと、そして江國香織先生の『東京タワー』がもともと好きだったことから、このご縁に乗ってみようとお引き受けしました。
MEGUMI:私も同じく、こういった役をやったことがなかったので、できるかな、大丈夫かなという気持ちでした。でも江國先生の作品はたくさん読んでいて大好きでしたし、いつか何らかの形で関わりたいなと思っていて。今の私にこんなお仕事をいただけることって、「チャレンジしてみなよ」と言われているような気がしたので、やらないわけにはいかないなという答えになりました。
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/6/e/6e52c_1223_201c377cf58d4e451741a01c731e1ff3.jpg)
○詩史の“ずるさ”と喜美子の“寂しさ”
――板谷さんは、詩史を演じるにあたりどんな役作りをしましたか。
MEGUMI:難しいと思います。何を考えているのか、分からないんだもん。
板谷:あの人、難しいよね(笑)。変わった人なんですよ。もしかしたら、女友達はいないかもね。
MEGUMI:いないと思います(笑)。ずるいもん。
板谷:そうなんです。でも私は詩史を肯定しないといけないので「え? 何がずるいの?」というスタンスで演じています。撮影の合間に永瀬くんに「いやー、詩史ってひどいね」とぼそっと言うと、「えっ!? 知らなかったんですか!? 今ですか!?」ってツッコまれて(笑)。俯瞰して見ると、ひどいなと感じて演じられなくなってしまうので、俯瞰しないように、詩史を全部受け入れようと思っています。本人はひどいことしているという意識はないんです。恋愛ってそういうものですよね。
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/4/7/471aa_1223_351c0c8ed50b91b1f0ba6bc8357555fa.jpg)
MEGUMI:透&詩史チームは、なんというか、美しくて。
板谷:どちらかというと“静”というか。
MEGUMI:そうですね。静であり、私は“ファンタジー”という印象を持っているんです。一方で、耕二&喜美子のチームは“リアリティ”をもってやれたらいいなと思っています。喜美子はコンプレックスを抱えた女性だと私は解釈していて。若いときはモテていて、自分の人生を謳歌していたけど、今は気がついたら「◯◯のお母さん」になっている。自分にフォーカスしてもらえる瞬間がなくなっちゃった、少し寂しい女の人。私も親になったとき、同じことを少し感じたのですが、ドラマを見てくださっている方の中にも、きっとこういった思いを日々抱えてらっしゃる方がいると思うんですよね。そんな喜美子に「そのままでいいんだよ」「大好きだ」と言ってくれる、あんなにかっこいい人が現れたら、本当に恋するだろうし、止まらなくなっちゃうだろうなって。
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/6/e/6e52c_1223_201c377cf58d4e451741a01c731e1ff3.jpg)
○美しいラブシーンの秘密は“ベタベタ”?
――今作は美しいラブシーンも見どころの一つですが、ボディケアで心がけていることがあれば教えてください。
板谷:それはもう、MEGUMI先生に聞いていただいて。
MEGUMI:いやいや……鬼のようにやってますよ!(笑) 私は美容が好きで普段からやっていて、これは“病”のようなものなので。
板谷:病!(笑)色々聞きたいんですけど、現場が重ならなくて。ボディケアは、何をすればいいんですか?
MEGUMI:運動はされていますか?
板谷:やっています。
MEGUMI:じゃあもう大丈夫です! 板谷さん、キレイですから。撮影のときはとにかく保湿して、やたらと体をベタベタにしています。……でも、向こうはもっとベタベタにしていて。
板谷:(笑)。
MEGUMI:ものすごいベタベタにしていらっしゃるので(笑)、私もベタベタでいいか、と。こっちのチームはベタベタでやらせていただいています。普段よりも保湿に力を入れているかもしれないですね。
板谷:乾いちゃダメよね、女は。
MEGUMI:水気は大事ですね。
――板谷さんも次のシーンはベタベタに?
板谷:廉くんに「あれ?」って思われるかも。急にしとしとで来たな、なんかベタベタし始めたなって。
MEGUMI:(笑)。詩史の感情と共にベタベタしていくのも、艶があっていいかもしれません。
●永瀬廉・松田元太のかわいいところは
○永瀬廉は「いつもかわいい」、松田元太は「摩訶不思議」
――板谷さんから見た、永瀬さんのかわいいポイントがあれば教えてください。
板谷:いつもかわいいですよ、すごくかわいい。かわいいなと思ってじっと見ています。
MEGUMI:ほわっとしてそうですね、廉くんって。
板谷:私もMEGUMIちゃんも、息子がいるじゃない?……こういうことを言うと、年齢差を感じてしまうんだけど。
MEGUMI:でもそれは拭えないですよ。
板谷:男子の無邪気なところを見ると、年齢関係なく、男子は男子なんだなと思います。こういうことではしゃぐんだな、と見ています。
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/9/f/9f2ad_1223_9e8eaf619a0bc376b264af51a3e4f62c.jpg)
――MEGUMIさんから見た、松田さんのかわいいポイントがあれば教えてください。
MEGUMI:発言すべてが摩訶不思議。天然だから、ハンドクリームをハンドペーパーと言ったり、私の“MEGUMI”というアルファベット表記を本名だと思っていたり、もう、すごいんですよ。でもそんなチャーミングな素顔から、濃厚なシーンになるとスイッチがガッと変わって、“オス”感あふれる男性的な表情になるので、ギャップが魅力的な方だと思います。
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/0/7/07c48_1223_ab9042960b61d6c1d4c47a7af8b1d34b.jpg)
○魅力的な女性でいるために心がけていること
――板谷さんとMEGUMIさんが、魅力的な女性でいるために心がけていることはありますか。
MEGUMI:常々思っていますが、板谷さんって魅力的ですよね。
板谷:やだ……もっと褒めて?
MEGUMI:(笑)。
板谷:ありがとう、うれしい。大人になると、あまり褒められなくならない?
MEGUMI:私も褒められないです。でも、私の同世代の同性の友達は、板谷さんって本当に素敵だよね、いつもニコニコされているよね、って。
板谷:皆にお礼言いに行っていい?
MEGUMI:(笑)。不機嫌になることがなさそうに見えます。
板谷:確かにないかもね。ないというか、自分が不機嫌になっていくときって分かるから、よいしょーっ! って、機嫌を引っ張ってくる。どんな手を使ってでも、機嫌よくいられるように。
MEGUMI:えぇ、すごい! 疲れないですか? 本当はムカついたのに、と思わないんですか?
板谷:思わないかな……。
MEGUMI:すごいです。機嫌よくいるって、大事なことですよね。
板谷:じゃないと、家も回らないしね。
MEGUMI:私は、なるべく他者を思いやることを大事にしています。もうこの年ですし、余裕がある人のほうが素敵だなと。
板谷:優しい。
MEGUMI:若いときは、もっと自分のことを分かってほしいと思っていましたが、まぁ、皆違うから分からないかって(笑)。今はなるべく他者を思って、理解して、寄り添いたいなと、理想ですが、そう思っています。
板谷:イライラすることって、どんどん減っていかない?
MEGUMI:減りますね。一瞬イラッとしても、まぁいっか、と思えるようになりました。
○今後「スーパーカオス」な場面も!?
――4日には『東京タワー』第3話が放送されますが、これからの見どころを教えてください。
板谷:透&詩史チームはどんどん本気になってしまって。特に3話から、これまでは透の「好き」をスルスルと交わしていた詩史にスイッチが入って、恋愛模様が変わっていきます。
MEGUMI:耕二&喜美子チームはですね……。
板谷:怖いよー(笑)。
MEGUMI:最初は「俺も年上いってみるか!」という軽い気持ちだった耕二に、少しずつスイッチが入り出して。それにまだ気付いているのか、気付いていないのか、というところなのですが、後半戦は、もうすごいことになっていきます。台本を読んだだけで吐きそうになるシーンが(笑)。
板谷:スーパーカオスがあります。
MEGUMI:ぜひご期待いただきたいと思います。
■板谷由夏
1975年6月22日生まれ、福岡県出身。1994年からモデルとして活躍し、1999年に映画『avec mon mari(英語版)』で女優として映画デビューを果たし、ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞。近年の出演作にドラマ『家庭教師のトラコ』、『夫婦円満レシピ〜交換しない? 一晩だけ〜』、『離婚しようよ』『シッコウ!! 〜犬と私と執行官〜』、『ブラックファミリア〜新堂家の復讐〜』、『僕の愛しい妖怪ガールフレンド』、映画『百花』、『夜明けまでバス停で』、『アナログ』、『月』など。公開待機作に映画『先生の白い嘘』(7月5日公開)がある。
■MEGUMI
1981年生まれ、岡山県出身。『台風家族』『ひとよ』(19)でブルーリボ ン賞助演女優賞を受賞。映像集団「BABEL LABEL」にプロデューサーとして参加。近年の出演作にドラマ『インフォーマ』、『あなたがしてくれなくても』、『季節のない街』、映画『赦し』、『アイスクリームフィーバー』、『禁じられた遊び』、『愛にイナズマ』、『あこがれの色彩』、プロデュース・出演作に『くすぶり女とすん止め女』など。現在東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『おいハンサム!! 2』が放送中。公開待機作に映画『おいハンサム!!』(6月21日公開)がある。
直木賞作家・江國香織氏の恋愛小説を連ドラ化したテレビ朝日系ドラマ『東京タワー』(毎週土曜23:00〜、4日は23:30〜)。King & Princeの永瀬廉演じる21歳の青年・小島透と、板谷由夏演じる20歳以上年の離れた人妻・浅野詩史の美しくも許されない愛、その儚く甘美な世界を、現代の東京の最旬スポットを舞台に令和という新しい時代ならではのストーリーとキャラクターで大胆に描き出す。Travis Japanの松田元太演じる透の友人・大原耕二とMEGUMI演じる孤独を抱える主婦・川野喜美子の“危うい関係性”も紡がれ、「本当に詩史さんと透くんが美しい」「耕ニと喜美子が気になる」「どっちのカップルも急加速」と2組の今後の展開に注目が集まっている。
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○板谷由夏&MEGUMI、今作出演は「私にできるかな」
――まずは、今作のオファーを受けたときの心境を教えてください。
板谷:私で大丈夫かな? とは思いました。恋愛ドラマは久しぶりだし、20歳年下の男性と恋愛するのが私でいいんですか、と。でも、トライしないのはもったいないなという気持ちと、制作サイドから熱意を感じて、キャッチしないわけにはいかないなと思ったこと、そして江國香織先生の『東京タワー』がもともと好きだったことから、このご縁に乗ってみようとお引き受けしました。
MEGUMI:私も同じく、こういった役をやったことがなかったので、できるかな、大丈夫かなという気持ちでした。でも江國先生の作品はたくさん読んでいて大好きでしたし、いつか何らかの形で関わりたいなと思っていて。今の私にこんなお仕事をいただけることって、「チャレンジしてみなよ」と言われているような気がしたので、やらないわけにはいかないなという答えになりました。
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/6/e/6e52c_1223_201c377cf58d4e451741a01c731e1ff3.jpg)
○詩史の“ずるさ”と喜美子の“寂しさ”
――板谷さんは、詩史を演じるにあたりどんな役作りをしましたか。
MEGUMI:難しいと思います。何を考えているのか、分からないんだもん。
板谷:あの人、難しいよね(笑)。変わった人なんですよ。もしかしたら、女友達はいないかもね。
MEGUMI:いないと思います(笑)。ずるいもん。
板谷:そうなんです。でも私は詩史を肯定しないといけないので「え? 何がずるいの?」というスタンスで演じています。撮影の合間に永瀬くんに「いやー、詩史ってひどいね」とぼそっと言うと、「えっ!? 知らなかったんですか!? 今ですか!?」ってツッコまれて(笑)。俯瞰して見ると、ひどいなと感じて演じられなくなってしまうので、俯瞰しないように、詩史を全部受け入れようと思っています。本人はひどいことしているという意識はないんです。恋愛ってそういうものですよね。
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/4/7/471aa_1223_351c0c8ed50b91b1f0ba6bc8357555fa.jpg)
MEGUMI:透&詩史チームは、なんというか、美しくて。
板谷:どちらかというと“静”というか。
MEGUMI:そうですね。静であり、私は“ファンタジー”という印象を持っているんです。一方で、耕二&喜美子のチームは“リアリティ”をもってやれたらいいなと思っています。喜美子はコンプレックスを抱えた女性だと私は解釈していて。若いときはモテていて、自分の人生を謳歌していたけど、今は気がついたら「◯◯のお母さん」になっている。自分にフォーカスしてもらえる瞬間がなくなっちゃった、少し寂しい女の人。私も親になったとき、同じことを少し感じたのですが、ドラマを見てくださっている方の中にも、きっとこういった思いを日々抱えてらっしゃる方がいると思うんですよね。そんな喜美子に「そのままでいいんだよ」「大好きだ」と言ってくれる、あんなにかっこいい人が現れたら、本当に恋するだろうし、止まらなくなっちゃうだろうなって。
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/6/e/6e52c_1223_201c377cf58d4e451741a01c731e1ff3.jpg)
○美しいラブシーンの秘密は“ベタベタ”?
――今作は美しいラブシーンも見どころの一つですが、ボディケアで心がけていることがあれば教えてください。
板谷:それはもう、MEGUMI先生に聞いていただいて。
MEGUMI:いやいや……鬼のようにやってますよ!(笑) 私は美容が好きで普段からやっていて、これは“病”のようなものなので。
板谷:病!(笑)色々聞きたいんですけど、現場が重ならなくて。ボディケアは、何をすればいいんですか?
MEGUMI:運動はされていますか?
板谷:やっています。
MEGUMI:じゃあもう大丈夫です! 板谷さん、キレイですから。撮影のときはとにかく保湿して、やたらと体をベタベタにしています。……でも、向こうはもっとベタベタにしていて。
板谷:(笑)。
MEGUMI:ものすごいベタベタにしていらっしゃるので(笑)、私もベタベタでいいか、と。こっちのチームはベタベタでやらせていただいています。普段よりも保湿に力を入れているかもしれないですね。
板谷:乾いちゃダメよね、女は。
MEGUMI:水気は大事ですね。
――板谷さんも次のシーンはベタベタに?
板谷:廉くんに「あれ?」って思われるかも。急にしとしとで来たな、なんかベタベタし始めたなって。
MEGUMI:(笑)。詩史の感情と共にベタベタしていくのも、艶があっていいかもしれません。
●永瀬廉・松田元太のかわいいところは
○永瀬廉は「いつもかわいい」、松田元太は「摩訶不思議」
――板谷さんから見た、永瀬さんのかわいいポイントがあれば教えてください。
板谷:いつもかわいいですよ、すごくかわいい。かわいいなと思ってじっと見ています。
MEGUMI:ほわっとしてそうですね、廉くんって。
板谷:私もMEGUMIちゃんも、息子がいるじゃない?……こういうことを言うと、年齢差を感じてしまうんだけど。
MEGUMI:でもそれは拭えないですよ。
板谷:男子の無邪気なところを見ると、年齢関係なく、男子は男子なんだなと思います。こういうことではしゃぐんだな、と見ています。
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/9/f/9f2ad_1223_9e8eaf619a0bc376b264af51a3e4f62c.jpg)
――MEGUMIさんから見た、松田さんのかわいいポイントがあれば教えてください。
MEGUMI:発言すべてが摩訶不思議。天然だから、ハンドクリームをハンドペーパーと言ったり、私の“MEGUMI”というアルファベット表記を本名だと思っていたり、もう、すごいんですよ。でもそんなチャーミングな素顔から、濃厚なシーンになるとスイッチがガッと変わって、“オス”感あふれる男性的な表情になるので、ギャップが魅力的な方だと思います。
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/0/7/07c48_1223_ab9042960b61d6c1d4c47a7af8b1d34b.jpg)
○魅力的な女性でいるために心がけていること
――板谷さんとMEGUMIさんが、魅力的な女性でいるために心がけていることはありますか。
MEGUMI:常々思っていますが、板谷さんって魅力的ですよね。
板谷:やだ……もっと褒めて?
MEGUMI:(笑)。
板谷:ありがとう、うれしい。大人になると、あまり褒められなくならない?
MEGUMI:私も褒められないです。でも、私の同世代の同性の友達は、板谷さんって本当に素敵だよね、いつもニコニコされているよね、って。
板谷:皆にお礼言いに行っていい?
MEGUMI:(笑)。不機嫌になることがなさそうに見えます。
板谷:確かにないかもね。ないというか、自分が不機嫌になっていくときって分かるから、よいしょーっ! って、機嫌を引っ張ってくる。どんな手を使ってでも、機嫌よくいられるように。
MEGUMI:えぇ、すごい! 疲れないですか? 本当はムカついたのに、と思わないんですか?
板谷:思わないかな……。
MEGUMI:すごいです。機嫌よくいるって、大事なことですよね。
板谷:じゃないと、家も回らないしね。
MEGUMI:私は、なるべく他者を思いやることを大事にしています。もうこの年ですし、余裕がある人のほうが素敵だなと。
板谷:優しい。
MEGUMI:若いときは、もっと自分のことを分かってほしいと思っていましたが、まぁ、皆違うから分からないかって(笑)。今はなるべく他者を思って、理解して、寄り添いたいなと、理想ですが、そう思っています。
板谷:イライラすることって、どんどん減っていかない?
MEGUMI:減りますね。一瞬イラッとしても、まぁいっか、と思えるようになりました。
○今後「スーパーカオス」な場面も!?
――4日には『東京タワー』第3話が放送されますが、これからの見どころを教えてください。
板谷:透&詩史チームはどんどん本気になってしまって。特に3話から、これまでは透の「好き」をスルスルと交わしていた詩史にスイッチが入って、恋愛模様が変わっていきます。
MEGUMI:耕二&喜美子チームはですね……。
板谷:怖いよー(笑)。
MEGUMI:最初は「俺も年上いってみるか!」という軽い気持ちだった耕二に、少しずつスイッチが入り出して。それにまだ気付いているのか、気付いていないのか、というところなのですが、後半戦は、もうすごいことになっていきます。台本を読んだだけで吐きそうになるシーンが(笑)。
板谷:スーパーカオスがあります。
MEGUMI:ぜひご期待いただきたいと思います。
■板谷由夏
1975年6月22日生まれ、福岡県出身。1994年からモデルとして活躍し、1999年に映画『avec mon mari(英語版)』で女優として映画デビューを果たし、ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞。近年の出演作にドラマ『家庭教師のトラコ』、『夫婦円満レシピ〜交換しない? 一晩だけ〜』、『離婚しようよ』『シッコウ!! 〜犬と私と執行官〜』、『ブラックファミリア〜新堂家の復讐〜』、『僕の愛しい妖怪ガールフレンド』、映画『百花』、『夜明けまでバス停で』、『アナログ』、『月』など。公開待機作に映画『先生の白い嘘』(7月5日公開)がある。
■MEGUMI
1981年生まれ、岡山県出身。『台風家族』『ひとよ』(19)でブルーリボ ン賞助演女優賞を受賞。映像集団「BABEL LABEL」にプロデューサーとして参加。近年の出演作にドラマ『インフォーマ』、『あなたがしてくれなくても』、『季節のない街』、映画『赦し』、『アイスクリームフィーバー』、『禁じられた遊び』、『愛にイナズマ』、『あこがれの色彩』、プロデュース・出演作に『くすぶり女とすん止め女』など。現在東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『おいハンサム!! 2』が放送中。公開待機作に映画『おいハンサム!!』(6月21日公開)がある。