今季でチームを去るユルゲン・クロップ監督【写真:ロイター】

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クロップ監督は今季限りでリバプールを去るが、次期候補は定まっていない

 イングランド1部リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督は、今季限りでのクラブ去ることが決まっている。

 次期監督にはさまざまな名前が挙がっているが、専門メディアがブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督について考えを示した。

 今年1月に今季限りでの退任を発表したクロップ監督。リーグ戦は5試合を残すのみとなったなか、有力候補とされていたのはポルトガル1部スポルティングのルベン・アモリム監督だった。

 だが現状、英メディア「The Athletic」によるとその可能性は「低い」とも報じられている。また元イングランド代表DFジェイミー・キャラガー氏が「ブライトンの指揮官であるロベルト・デ・ゼルビが候補になる可能性を示唆している」という。

 さらに、デ・ゼルビ監督が候補に挙がる理由の1つとして、リバプール専門メディア「Liverpool.com」が3月末の対戦で交わった際の2人のやり取りを挙げている。リバプールとブライトンは、3月31日のプレミアリーグ第30節で対戦。ホームのリバプールが2-1で勝利を収めた。

 当時、試合後の会話の中でクロップ監督が「サッカー界をひっくり返し続けてほしい」と伝えたことが話題に。デ・ゼルビ監督に最大限のリスペクトを示しつつ「信じられないような仕事ぶりだ」と驚きを隠さなかったという。

「Liverpool.com」はこの会話を振り返り、「クロップが彼のファンであることは、デ・ゼルビがレッズ(リバプール)の監督になるチャンスを損なうものではない。クロップは、このイタリア人監督との5回の対戦で1勝しか挙げていないのだから、リバプールのボスが感銘を受ける理由は簡単だ」と考察を展開。「しかし、アンフィールドでのプロセスは進行中で、まだ決定はしていない。まだワイルドカードが選ばれる可能性もある」と、現在も新監督探しは宙に浮いたままだとも報じていた。(FOOTBALL ZONE編集部)