Microsoftは4月17日(米国時間)、「Adding Universal Print value for educational organizations|Windows IT Pro Blog」において、Microsoft 365 A3およびA5ライセンスを持つ組織に対し、毎月100個の印刷ジョブを受信できるようにしたことを伝えた。ほとんどの組織は追加料金なしでユニバーサルプリントを使用できるようになり、より多くのユーザーにユニバーサルプリントへのアクセスを提供できるようになるとしている。

Adding Universal Print value for educational organizations|Windows IT Pro Blog

○教育機関向けにライセンスを変更、ユニバーサルプリントを利用しやすく

2024年5月1日以降、Microsoft 365 A3およびMicrosoft 365 A5ライセンスを持つ組織は、ライセンスごとに毎月100個の印刷ジョブを受信できるようになることがわかった。この変更に伴う大規模な作業を実施する必要はなく、Microsoft 365 Educationのユーザーで既にユニバーサルプリントを利用している場合、調整は自動的に行われ、5月から印刷可能な量に増えるとしている。

この新たなライセンス変更により、印刷ジョブの追加料金が不要となり、より多くのユーザーがユニバーサルプリントを利用できるようになると説明している。必要なボリュームを慎重に調査するとともに、不要になった場合は追加のボリュームの購入をキャンセルするよう勧めている。

○ユニバーサルプリント新機能の紹介

印刷ジョブ数の増加に加え、ユニバーサルプリントに追加予定の新機能がいくつか紹介されている。それは次のとおり。

macOSからの印刷機能(パブリックプレビュー中)は、ユニバーサルプリントをすべてのユーザーのすべてのデバイスで機能する単一のソリューションに向けて進展している。macOS統合により、Macユーザーはお気に入りのアプリからシームレスにユニバーサルプリントを使用して印刷することができる

プルプリント機能(近日公開予定)は、ユーザーの印刷プロセスを簡素化し、任意のプリンタで印刷できるようにする。ユーザーは事前にプリンタを選択する必要がなく、任意のデバイスやアプリから印刷できる