トヨタ新型「最速ハッチバック」4月に発売へ! 300馬力超え「スゴいヤリス」登場 斬新“縦引きサイド”×爆速AT搭載! 「WRCドライバー仕様」も受付開始

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進化した「すごいヤリス」発売!

 TOYOTA GAZOO Racing(以下TGR)は2024年3月21日、新型「GRヤリス」を4月8日に発売すると発表しました。
 
 また、特別仕様車のGRヤリス RZ“High performance・Sebastien Ogier Edition“(以下オジエ エディション)および、GRヤリス RZ“High performance・Kalle Rovanpera Edition”(以下ロバンペラ エディション)の抽選申込を開始しました。

大進化を遂げた「GRヤリス」発売へ

 GRヤリスは2020年9月に発売された3ドアハッチバックのスポーツカーです。「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」を通して生まれた、TGRのクルマづくりの象徴となるモデルとして展開されています。

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 TGRはGRヤリス発売以降、レースやラリーなどの様々なモータースポーツに参戦しており、極限の環境で「壊しては直す」を繰り返し、プロドライバーや評価ドライバー、マスタードライバーの“モリゾウ”こと豊田 章男会長などからのフィードバックを反映する「ドライバーファーストのクルマづくり」を実施してきたと言います。

 新型GRヤリスでは、車両を限界まで追い込んでくれたドライバーへ「壊してくれてありがとう」を合言葉に、失敗しながらチャレンジし、パワーユニットはもちろん、ボディや内外装などにも意見を反映し、車両性能を総合的に向上させたとしています。
 今回、「より多くの方に走る楽しさを提供し、モータースポーツの裾野を広げたい」というモリゾウ氏の想いの下、「幅広いドライバーがスポーツ走行を楽しめ、レースでMTと同等に戦えるAT」を目指し開発した8速ATの「GAZOO Racing Direct Automatic Transmission(GR-DAT)」を追加設定しました。

 加えて、コックピットを「高い運動性能を実現するための重要な要素」として捉え、プロドライバーとともに「ドライバーファーストなコックピット」を追求。

 ドライビングポジションを見直すとともに、スーパー耐久シリーズ参戦車および全日本ラリー参戦車をモチーフに、操作パネル・ディスプレイをドライバー側へ15度傾けて設置したほか、ハーネスで体をシートに固定した状態でも使いやすいスイッチ配置とするなど、視認性と操作性を磨き上げました。

 エクステリアではフロントロアグリルに薄型・軽量化と強度を両立するスチールメッシュ、バンパーロアサイドには分割構造を新たに採用しました。

 これにより、モータースポーツ参戦時に石などの飛来物による損傷があった際の復元・交換作業を容易にし、修復費用低減にも繋げています。

 サイドロアグリルは開口部の大きい形状に変更し冷却性能を確保し、バンパーサイドにアウトレットを設けることで、サブラジエーターおよびATFクーラーの熱を効果的に排出する構造としました。

 リアは、ロアガーニッシュ下端に設けた開口部より床下からの空気を抜くことで、空気抵抗を下げて操縦安定性を向上させるとともにマフラーの熱を排出しています。

 さらにモータースポーツ参戦中の損傷回避と視認性を考慮し、上下リアランプ類を集約。ハイマウントストップランプとリアスポイラーを分割することで、リアスポイラーのカスタマイズ性を拡張するなどの細かな工夫が施されました。

 シャシでは、ボディとショックアブソーバーを締結するボルトの本数を1本から3本に変更し、走行中のアライメント変化を抑制することで、ステアリング操作に対する車両挙動の応答性を高め、操縦安定性を向上させました。

 ボディはスポット溶接打点数を約13%増加、構造用接着剤の塗布部位を約24%拡大することにより、ボディ剛性を高め、操縦安定性と乗り心地を向上させています。

 パワートレインは1.6リッター3気筒に変更はありませんが、モータースポーツでの戦闘力向上を目指し、エンジン出力を272PSから304PSへ、トルクを370Nmから400Nmへ向上しました。

 冷却性能を高める「クーリングパッケージ」の新設定や、DR-DAT、アクセルレスポンスなどのセッティングを変更できる「ドライブモードセレクト」などを標準設定しています。

 さらに、競技用グレードRCではパーキングブレーキの配置変更をオプション設定し、素早く操作できる「縦引き」タイプに変更できます。

 標準モデルの価格(消費税込)は448万円から533万円です。

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 申込受付が開始されたオジエ エディションおよびロバンペラ エディションは、TGR ワールド ラリー チームのドライバーを務めるセバスチャン・オジエ選手とカッレ・ロバンペラ選手をはじめ、チームや関係者、ファンへの経緯と感謝を伝えたいというモリゾウ氏の想いの元で開発された特別仕様車です。

 オジエ エディションは「マットステルスグレー」の専用色で、ロバンペラ エディションはロバンペラ選手の友人のデザイナーによる「三色塗装」を採用しました。

 また、2モデルにはそれぞれの選手の好みに合わせた走りを実現する四輪制御モードを搭載しています。

 価格は845万円でそれぞれ100台の抽選です。3月31日までGR Garageの店頭申込を受け付け、当選者は4月18日に当選連絡がされ、以降商談が開始されます。