リバプールに所属するエジプト代表のモハメド・サラー【写真:ロイター】

写真拡大

サラーの招集を巡り、リバプールとエジプトサッカー協会の間で駆け引き

 イングランド1部リバプールに所属するエジプト代表FWモハメド・サラーの招集を巡り、リバプールとエジプトサッカー協会(EFA)の間で交渉が行われているようだ。

 英紙「デイリー・エクスプレス」が報じている。

 サラーは今年1月からコートジボワールで行われていたアフリカネーションズカップに出場したが、負傷により大会途中でイングランドに戻った。クラブに復帰してからサラーは、第25節のブレントフォード戦(4-1)に出場したが、それ以降の試合はタイトルが懸かったチェルシーとのリーグカップ決勝を含めて欠場している。

 リバプールは、サラーのコンディションを優先するために今月末のインターナショナルウィークでのニュージーランドとの国際親善試合での代表招集を見送るように要請するレターをEFAへ送った。しかし、EFAは代表ウィーク前にリバプールの試合に1試合でも出場したら、招集すると返答したという。

 EFAは「私たちはリバプールから負傷のため、モハメド・サラーを次の代表活動に招集しないように求めるレターを受け取った。この件について判断を下すのは時期尚早だ。もしモハメド・サラーが代表活動の前に試合でプレーすれば、我々は彼を招集する。そして彼はエジプト代表のメディカルスタッフの診断を受け、プレーできるかどうかが判断される」と、声明を発表している。

 リバプールは、3月10日に首位のマンチェスター・シティとの大一番が控えている。サラーもこの試合に向けて調整を続けていると見られていたが、サラーを巡るクラブとEFAの駆け引きは、どのような結末になるだろうか。(FOOTBALL ZONE編集部)